比較対照を設定する

今回はComparisonを設定します!


Cの設定ポイントですが以下です。


要因以外はEと似通った集団をCとする

EとCをspecificに区別できることが重要

分け方を恣意的にしない

介入研究の場合、倫理的な点を注意して設定する。


理想的な比較は比較対象以外は全く同じ状態がいいでしょう。


例えば、高次脳機能障害におけるA治療とB治療の改善度を比較した時。


この二つの治療の対象者は同等の比較でなければいけないということです。


理由は簡単です。


年齢や性別などに差があれば、その理由は省けないですよね。


A治療、B治療は対象は限りなく同じ条件にしなければならないと。そこに介入したことに差があったことは言いづらいということです。


しかし、現実的には不可能です。


全く同等することは出来ないでしょう。


疫学者の人たちをこれを反事実と呼ぶらしいですが。


できるだけ理想に近づけることはできるかと思います。


注意すべきことは、介入研究は現在行われている標準治療を比較対照として選ぶのが通常です。


極端ですが、リハビリする、しないで研究を分けるわけないですよね?


倫理的な視点から物事を考えるといいかと思います。


では次回はOutcomeにいきましょう。

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