精神科作業療法士の社会人一年目の頭の中
前回の記事が大学時代まででしたので、この勢いのまま臨床一年目から行けるところまで振り返ってみようと思います。
↓↓前回の記事はこちらです↓↓
この記事で期待できること
実習で進路変更
精神科領域一筋で今に至っている加藤ですが、大学4年生までは、実は身体障害領域に行くつもりでいました。勉強も脳神経、身障領域の科目が好きでしたし。精神科関連の科目も好きでしたが、身障領域の科目と異なるのは精神科の科目では再試験になったことがあるという点ですかね(汗)
進路変更のきっかけは実習です。実習ってほんと面白いですよね。3年間考え続けていた進路が、実習の8週間でガラリと変わりました。患者さんとの出会い、指導者との出会い、その場でしか味わえない学び、様々な経験、、、
当時「精神科に進みます」と大学の先生方に伝えたときはとても驚かれた記憶があります。
大学4年生の私が精神科に進むと決めた大きな理由は
「同じ病気でも症状の現れかたや背景(原因等)が様々あること、症状だけでなく本人の考えや思いに寄り添うこと。ここに向き合っていきたい。」
が大きかったです。今考えると領域関係ない話題かと思います。あくまでも当時の私はそのようなことを考えておりました。
そんなこんなで卒業し、働き始めた作業療法士としての人生。2023年の大掃除で懐かしの資料が発掘されたので、需要があるかは分かりませんが少し綴らせて頂きます。(需要ないな〜という方はこの辺りでやめてくださいね。)
懐かしの資料。それは「総括」の資料です。
「総括」という時間
2013年〜2021年まで精神科病院にて作業療法士として従事していました。
私が働いていた作業療法室では年度末に「総括」という一年間を振り返る時間がありました。
仕事の合間に総括用の資料を作り、当日は5分〜10分程発表し質疑応答や意見交換を行います。
先輩作業療法士の前で発表する時間は、とても緊張する時間だったことを覚えております。同時に聞き手としては、先輩の頭の中を覗ける貴重な時間でした。
今回、綴ろうと思った理由は「新人の頃、色々な作業療法士の考えを知りたい」と思っていたからです。
しかし、私が一年目の頃、研修会などにも足を運んでいなかったので、病院以外の作業療法士の方と話す機会はありませんでした。
このことから、今回の記事が当時の私のように所属先以外の作業療法士の話が聞きたい、自分と近い状況の人の話を聞きたいという方にとって何かのきっかけになればと思っています。
2013年度総括(臨床一年目)
【年間を通して】
スーパー救急と施設内維持期の方々を中心に関わった一年間でした。全てが初めてでドキドキしながら過ごしていたことを今でも覚えています。
また他職種の方から「加藤くんは統合失調症のことどのくらい勉強してきているの?」と言われた時は背筋が伸びました。この一言を下さった方とはその後も良い関係で仕事をさせて頂きました。(久しぶりに会って話したいなぁ)
病棟レクリエーション(季節行事など)も他職種の方とどのように計画・準備していくか等先輩の動きを見て学ぶことを行なっていました。
その中で、コミュニケーションをどうとっていくかが一番難しかったです。
「相手の状況を考える」「結論から先に話す」「白黒だけでなくグレーの要素を取り入れる」が非常に大事であることを学びました。
ここまで読んでくださり皆様、ありがとうございます。
皆さんにとって何か発見や考えるきっかけになったりしていれば幸いです。
【来年度(2年目)に向けて】
そんな一年目の加藤が来年度に向けてどのように目標設定したかを以下に記載させて頂いています。
*経験や考えにさらに触れたい等と思う方、ご興味ある方はよろしくお願い致します。
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