マン島の妖精物語


マン島の妖精物語

 ブリテン島とアイルランドとの間に浮かぶ島、マン島に伝わる民話を集めた本です。全部で、五十話以上あります。
 マン島は、ブリテン島ともアイルランドとも違う、独自の文化が栄えている所です。

 妖精、人魚、魔法使い、幻の町などが登場する、不思議な話が多いです。
 怖い話もありますが、それよりは、心温まる話が多いです。

 ヨーロッパの妖精が好きな方には、強く本書をお勧めします(^^) 妖精が関わる話が、たくさん登場するからです。
 伝承によれば、バゲイン、フィノーデリー、モーザ・デュウ、デュンニャ・オイ、タルー・ウシュタなどの妖精が、マン島に棲むようです。
 マン島は、ヨーロッパの中でも、最も妖精伝承が濃い場所の一つでしょう。

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

序文

あの連中
メイ渓谷の滝のバゲイン
マン島のネコがしっぽをなくしたわけ
マン島はどのようにしてできたか
聖パトリック、マン島に来る
ニシンが海の王になったわけ
銀の杯
名前のない子ども
妖精の医者チャルスと仕立屋
ジョー・モアから聞いたフィン・マクールとバゲインの話
フィノーデリー
ゴードン農場のフィノーデリー
ロンドゥとウシュグ・レィシュト
ビリー・ベッグとトム・ベッグと妖精
なまけ者のおかみさん
ゴブ・ナ・ウールの人魚
バラリースのさらわれたおかみさん
まだらのめんどり
ケベッグ
クロゥス・ニ・レイのとりかえ子
小さな足跡
バラカリーの背たか男
ネッド・クウェイルから聞いた妖精の豚の話
黒ツグミの歌
キタランド
海の姫ティーバル
魔法使いの宮殿
魔法の小島
鳥の話
モーザ・デュウ ピール城の黒犬
赤い小鳥
テヒ・テヒ
ジョン・エ・チャーンの旅
呪いをかける
スルー・ワァリアンの魔女
旧クリスマス
聖トリニアン教会のバゲイン
素足のマグナス王
マナナン・マック・エ・リィア
マナナン・マック・エ・リィア
ウとコウモリ
カリァッグ・ナ・フェージャッグ 魔法使いの予言者
海の底の町
デュンニャ・オイ 嵐を知らせる夜の見張り番
ロッフの少年時代
灰色ヤギ
デュンニャ・マリ
バラロックのタルー・ウシュタ
スレイン・ラスの言い伝え
家の中での縁起のいいこと、悪いこと
ミツバチについての伝承
昔から伝わる妖精払いのまじない

訳者あとがき



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