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おかやまの桃太郎 (岡山文庫 (233))


おかやまの桃太郎 (岡山文庫 (233))

 日本人なら、誰でも知っている昔話、『桃太郎』について、紹介されています。

 『桃太郎』の舞台は、現在の岡山県だといわれています。それが、定説のようになっています。現に、JR岡山駅前には、桃太郎の銅像が立っています。

 これは、本当なのでしょうか?
 なぜ、「岡山県が、桃太郎の舞台だ」といわれるようになったのでしょうか?

 こういった疑問が、本書を読むと、解けます(^^)
 もしかしたら、真相を知って、がっかりされる方も、いるかも知れません(^^;

 とはいえ、本書は、『桃太郎』について、コンパクトにまとめられています。『桃太郎』を知りたいなら、外さないほうがいい本です。
 『桃太郎』の本場、岡山県から発信されました。

 本書を読むと、桃太郎伝説の地をめぐるために、岡山県へ行ってみたくなります(^^)

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

推薦のことば  吉備津【きびつ】神社宮司 藤井 敬

一、桃太郎童話の誕生
 (一)桃太郎の源流(類話)
 (二)桃太郎童話の誕生と普及
 (三)日本桃太郎・源為朝【みなもとのためとも】
 (四)鬼の正体
 (五)身近な三家来
 (六)日本一の黍【きび】(稷【きび】)団子
 (七)桃太郎の母・桃
 (八)日本の三大伝承地

二、岡山桃太郎の出現
 (一)岡山桃太郎の誕生
 (二)岡山桃太郎・吉備津彦命【きびつひこのみこと】
 (三)異国の鬼神・温羅【うら】
 (四)桃太郎の三随臣
 (五)岡山名物・吉備【きび】団子
 (六)桃王国・岡山
 (七)桃太郎の生みの親
 (八)岡山桃太郎祭り

三、岡山桃太郎の故郷
 (一)桃太郎を祭る吉備津神社
 (二)「御霊【ごりょう】信仰」の艮御崎【うしとらみさき】宮
 (三)有名な湯占い「鳴釜神事【なるかましんじ】」
 (四)吉備津彦命の御陵【ごりょう】
 (五)温羅の築いた鬼ノ城【きのじょう】
 (六)鬼の岩屋・墓・釜
 (七)製鉄のメッカ阿曽【あぞ】郷
 (八)石楯を築いた楯築【たてつき】遺跡
 (九)矢と矢のからみ合った矢喰宮【やぐいのみや】
 (十)鬼の血が流れた血吸川【ちすいがわ】
 (十一)鯉喰【こいくい】神社

四、岡山県内の桃太郎伝承
 (一)桃太郎の伝承(神話)
 (二)桃太郎の民話

付 岡山県内の桃太郎伝承地名
  桃太郎のふるさと

引用・参考文献
あとがき



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