ハイライト：ラベンダーの香りには気を付けな！！
　　　　　　レモンの香りにはそんなに気を付けなくて大丈夫。

アロマセラピーという言葉は1930年にフランスでフランスの調香師・香料研究者”ルネ＝モーリス・ガットフォセ”により作られたもの。医師らと協力し医学論文を執筆するなど熱心な普及活動のおかげで、アロマセラピーは今現在にも続く治療法の一つとして捉えられ、民間でも幅広く使われています。

アロマの代表的な効果には、

・リラックス
・集中力増加
・不眠改善
・不安改善
・ストレス改善
・やる気アップ

などがあります。アロマセラピー検定なるものも存在し、ユーキャンなどでも大人気講座として紹介されるなど、アロマは私たちの生活に非常に密着しているものになっています。もともとは皮膚の治療や抗菌作用について利用されていたアロマセラピーですが、現在はヒトの行動にも様々な影響を与えることが分かっています。

香りで”こんなに”変わる、私たちの行動

1.運動能力アップ
　2001年の研究によると、ミントの香りを嗅いだ人達は400mダッシュ、握力の強さ、腕立て伏せの回数など様々な運動能力改善につながることを明らかにしました。

2.学習能力アップ
　1999年の研究によると、学生にバニラやラベンダーの香りをかがせた所、生徒の自習時間が増加することが分かっています。

3.ブランドの評価を改善
2000年に行われた研究によると、ノーブランド品にゼラニウムの香りを付けた場合と、付けていない場合を比べた時に、ゼラニウムの香りを付けたものだけがブランドの評価を改善し、返品数を減らすことが分かっています。

4.ギャンブルの掛け金をアップ
 ラスベガスのカジノでアロマを拡散させた場合、拡散させる前に比べて、ギャンブルの掛け金を平均45.1%も増加するというデータもあります。

ひょんなことから、”思わずお金を払いたくなる香り”ってのもあるんじゃない？という事で、今回の研究チームはある実験を行いました。

ブルターニュに香るラベンダーの香りは人を誘惑する

フランス北西部、ブルターニュ地方。ここはエメラルドの海岸、ピンクの花こう岩の海岸などさまざまな美しい景観を持つ地方です。その美しいブルターニュ地方に立つ1つのピザ屋に協力してもらいました。

このピザ屋に立ち寄った88人のお客さんを、
”ラベンダー” , "レモン" , "無臭"の3つのグループに分け、滞在時間とお金の消費量を調べました。

すると、ラベンダーはお金の消費量を20%以上もアップさせることが分かりました。

滞在時間についても、ラベンダーは15.8%増加させることが分かりました。レモンについては、滞在時間を少し減らすものの、統計的な有意差は出ていませんでした。

つまり、”ラベンダーの香りには、お店に長く滞在してもらう効果があり、それに伴いお金の使用量も増加する”という事が分かったのです。

なぜラベンダーの香りにそんな優秀な効果があるの？

ラベンダーには人を落ち着かせ、リラックスする効果があることは以前から広く知られています。リラックスし、脳の緊張がほぐれることでアルコールやコーヒーなど様々な注文が増えることがラベンダーがもたらす効果だと研究チームは結論付けています。

この結果を活かして、お店をやっている人やスタッフの方には、是非リラックス系の香りでお店の雰囲気をプロデュースしてみると、売り上げやお客さんのアップにつながるかもしれませんよ！

例えば、このアロマディフューザーは見た目もかわいいんですが、高機能ですよ。500mLで比較的大容量なのに値段は￥3,500以下ですし、音も他のものより静かです。下品にミストをばら撒くタイプではなく、ミストの出方までおしゃれ。部屋や職場のどこかに置いてあってもすごく自然です。

ディフューザーを持ってないヒトにはオススメの商品ですよ！

まとめ

ラベンダーの香りは人間をリラックスさせます。逆に言えば油断させるともいえます(笑)それをどう使うかはアナタ次第ですが、悪用しないでくださいね！

皆さんがよりノーストレスな生活をおくる為にもとても使える手段なので、是非ためしてみてください！

オススメ記事

引用
Guéguen, Nicolas, and Christine Petr. "Odors and consumer behavior in a restaurant." International Journal of Hospitality Management 25.2 (2006): 335-339.