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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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2019年2月の記事一覧

「白か黒か」決められない件 イギリスのEU離脱

▼ここ二、三日続けて「白か黒か」決められないシリーズを書いているが、 きょうはイギリスの…

「白か黒か」決められない件 北方領土交渉

▼最近、「白か黒か」決められないシリーズをメモしているが、 今日は、わかりやすい例(………

「白か黒か」決められない件 ダウンロード違法化

■「白か黒か」決められない話は多い▼先日、「白か黒か」決められない件、というタイトルでメ…

一企業の細かな変更が社会を変える件 フェイスブック

▼ひとつの企業が、自社の商品に細かな変更を加えることによって、ある社会が大きく変わるきっ…

山本直樹氏の『レッド』を読む

▼マンガを読んで初めて物理的に「痛い」と感じたのは山本直樹氏のエロマンガだった。彼が連合…

木村草太氏の『AI時代の憲法論』を読む

▼2018年11月に毎日新聞出版から出た本で、副題は「人工知能に人権はあるか」。憲法学者…

「白か黒か」決められない件 ジンバブエのムガベ大統領

▼新聞は旧聞(きゅうぶん)でもある。むしろ、旧聞でなければならない場合がある。なぜなら、「旧聞」を振り返らないと、「新聞」の、どこが「新しい」のかが、わからなくなるからだ。羅針盤(旧聞)がなくて海を渡ったり(新聞)、地図(旧聞)がなくて未知の場所を歩く(新聞)ようなものだ。 書いている「記者」は、その問題を追いかけているから、もちろん、新しい記事の新しさを知っている。しかし、その記事で、その問題について、初めて接する「読者」にとっては、どうだろうか。 これは報道の「文化」

書評のお手本 岩間陽子氏の『力の追求』評

▼筆者が「書評」について考える基準は週末の新聞に載る書評だ。 毎日新聞が一般紙のなかでは…

政治意識が高くて投票しない人の件 フランスの移民の場合

▼移民大国になりつつある日本社会について、「フランスの鏡」を通して考えさせられる寄稿を紹…

女の子が「テロリスト」になる件 ナイジェリアのボコ・ハラム

▼栗原心愛さんの死をめぐって、児童虐待の新聞記事や雑誌記事のスクラップを読み返していると…

特ダネの「一人旅」 統計不正の初報は西日本新聞の件

■スクープの力学▼ある社のスクープについて、他社がどう報じるか。そこにメディアの「公共性…

栗原心愛さんの死(9) おそろしい「学習性無力感」

▼2019年2月13日付の東京新聞に、心理カウンセラーの山脇由貴子氏のインタビューが載っ…

栗原心愛さんの死(8) 上間陽子氏の寄稿

栗原心愛さんの死については、全国紙だけでなく、ブロック紙、県紙にも優れた記事が載っている…

栗原心愛さんの死(7) 疲弊する児相の現場

▼児相の矛盾を抱えている現場についての記事も増えてきた。2019年2月6日配信の産経新聞記事から。 〈(今回の児相の)対応のまずさは免れないが、全国的に児相は疲弊している。厚生労働省によると、虐待対応件数は29年度は13万件を超え、職員は慢性的に不足。職員1人あたりが抱える案件は平均50件ほどだとする児相もある。ある児相の関係者は「仕事の切れ目がなく、追いまくられている」と訴える。〉 ▼2019年2月9日付の各紙(全国紙以外)には、共同通信の記事が掲載されていた。見出しは