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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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#教育

小学校の先生の採用倍率が3倍を切っている件

▼小学校の教員の採用試験に限らず、倍率が3倍を切ったら、その合格者に求められる最低限のレ…

保土ケ谷中学が「日本語教室での勉強」を出席扱いにした件

▼移民のニュースには、悲惨なニュースが多いが、素晴らしいニュースもある。2021年3月2…

コロナ禍で苦しみの限界を超えてしまった件 2020年の自殺者数確定値

▼2020年の自殺者数の確定値が報道された。すでに2月に速報値が報道されており、ほぼ同じ…

トラブルになってもゲームをやめられない人が500万人いる件

▼2019年7月24日付の日本経済新聞夕刊に、「ゲーム障害」の話が載っていた。(三島大地…

「学生が棄権する」理由から「失敗を認めない社会」の末路が見える件 後編

▼前号は、最近の大学生にとって、 「社会に有益な政治家を選ぶという「正しさ」より、自分が…

「学生が棄権する」理由から「失敗を認めない社会」の末路が見える件 前編

▼選挙に行かない大学生が多いらしい。その理由を探った論考を読んで、衝撃を受けた。「間違っ…

教師に余裕ができれば子どものSOSを受信しやすくなる件

▼今号はタイトルを「教師に余裕ができれば子どものSOSを受信しやすくなる件」としたが、そんな当たり前のことを書かねばならないほど、日本の教育現場は追いつめられている、という話。 ▼新潟県村上市で震度6強の地震があったので、新潟日報を読んでいたら、「学校に行けない小中学生が14万人いる」という記事があった。 全国不登校新聞社事務局長の小熊広宣氏の寄稿。適宜改行。見出しは 〈忙し過ぎる教師に余裕を/SOS気づきに直結/やらない改革取り組みへ〉 ちょっと見出しの後半がわかり

5歳以下で「ゲーム」を始めるとすごく「依存症」になりやすい件

▼やっと「日本人のゲーム依存と思春期」の本格的な調査が出た。 2019年6月22日付の毎…

「道徳」の教科書がとても窮屈な件

▼小学校で「道徳」の授業が始まって1年が経つ。 筆者は「道徳」を授業で評価するのは無理筋…

なんだか電車のトラブルが多い理由の件

▼新しいかたちの鉄道事故が起きた。「無人運転の逆走」である。2019年6月2日配信の朝日…

「共生」は「格差」に鈍感な件(3)「労働」の問題が隠れてしまう

▼前号は、せっかく「外国人材」を教育できるいいシステムがあるのに、厚労省の縦割りのせいで…

「依存症」は「否認」の病であり、「孤立」の病である件

▼2019年6月8日付の日本経済新聞に、「依存症」を知るための書評が載っていた。評者は松…

小1~小3男子の「5人に1人」が「ゲーム依存」の疑いがある件

▼読売新聞の「医療ルネサンス」は、目立たない連載だが、なんと7000回以上も連載している…

国立大学では共用スペースに課金される件(その2)

▼前号では、「スペースチャージ」という奇妙な仕組みについて紹介した。 「スペースチャージ」とは、〈施設の修繕・維持のため研究室や実験室、講義室などの共用スペースの学内利用者に課金する制度で、9割の国立大学が導入している〉という衝撃の事実。 たとえも秀逸。〈企業に置き換えれば社員に「会社の設備を使うなら場所代を払え」と命じるようなものだ。/ここまで困窮した最大の原因は、国立大学法人の運営費交付金が国から減らされたことだ〉 ▼須田桃子記者は以下の記事で、政府や財務省の方針を