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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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#生活

技能実習生がもう限界の件

▼コロナ禍で苦しむのは、女性、こども、そして外国人である。 2021年3月22日付日本経…

ネットで極論にハマった人はほぼ救えないと専門家が明言している件

▼おそらくこれからどんどん「極論」が増えてくるので、その傾向と対策について考える材料をメ…

マスク考(3)~「生活様式」にご用心

▼前号で、2020年6月1日付の読売新聞に載った斎藤環氏の「コロナ・ピューリタニズム」論…

日本は優生思想に寛容である件(7)「何をするか分からない」人は誰?

▼植松聖被告が相模原市で障害者19人を殺した事件の裁判が始まっている。 植松被告が主張す…

日本は優生思想に寛容である件(6)ひきこもりの本人が一番「つらい」と思っている

▼ひきこもり傾向にあった息子を殺した元農林水産事務次官に、懲役6年の判決が言い渡されたの…

終戦記念日の新聞を読む2019(8)~妹と母を手にかけてしまった体験

▼2019年8月15日付の県紙に、村上敏明氏の戦争体験が載っていた。筆者は四国新聞や琉球…

終戦記念日の新聞を読む2019番外編  朝日新聞「天声人語」~青空高士

▼2019年8月18日に、 終戦記念日のコラムを読む2019(1)高知新聞「小社会」~特攻した子の親 と題して高知新聞のコラムを紹介した。 ▼このコラムは、青空高士(あおぞらたかし)というペンネームでマンガを描いていた山崎祐則氏が、鹿児島から出撃し、アメリカの軍艦に〈特攻し、海に散った〉話だった。 ▼8月19日付の朝日新聞「天声人語」で、この「青空高士」の話が載っていたので、うれしく思った。 妹さんにも取材し、「とにかく人を楽しませ、笑わせるのが大好きでした」という

終戦記念日の新聞を読む2019(5)「虫の目」と子ども

▼今号は、2019年8月15日付の各紙コラムから、三つの「虫の目」を紹介したい。 一つめ…

終戦記念日の新聞を読む2019(4)毎日新聞「余禄」~アジアから見た日本

「終戦記念日のコラムを読む」は、(1)では特攻した少年と親の物語、(2)では原爆被爆者の…

終戦記念日の新聞を読む2019(2)愛媛新聞「地軸」~言葉の底を読み解く

▼読み解く、という言葉の意味を考えさせてくれるコラム。2019年8月15日付の愛媛新聞「…

終戦記念日の新聞を読む2019(1)高知新聞「小社会」~特攻した子の親

▼ふと気がついた時、オンラインで読めるブロック紙、県紙のコラムにはなるべく目を通す。一年…

感情論は論理ではない件(1)日韓両政府の面子(めんつ)問題

▼よく「それは感情論だよ」とか言うが、厳密にいうと、「感情論」は「論理」ではない。「感情…

日本は優生思想に寛容である件(5)無知でデマを騒ぎ立てる人が多すぎる

▼2019年7月13日付の読売新聞の「論点スペシャル」で「犯罪に負けない社会のために」と…

日本は優生思想に寛容である件(4)「病気は自己責任」論との危ない関係

▼ただの紙切れにすぎない紙幣(しへい)をめぐって、世界中の人々が左右され、動かされているように、「思想」というものは目に見えない力を持つ。 資本主義の思想は紙幣に体現されており、この文章を読んでいる人の誰もが、たとえばコンビニで買い物をして、赤の他人に紙幣を渡して、お釣りの小銭をもらう、という一連の行為が成り立っていることに、ふだんは1ミリの疑問も持たない。 これが思想の力だ。 ▼「買い物」と同じように、「病気」についても、日本社会は無意識のうちに、何らかの思想に支配さ