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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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#戦争

ウクライナ戦争は「アメリカが管理する戦争」である話

▼10日ほど前、ドイツの戦車をウクライナに供与するかどうか、が日本語の国際ニュースの大き…

ヒトラーを肯定する日本の若者が増えている件

▼SNSが人間にもたらす影響の全体像は、まだわからないが、2020年10月24日付の日本…

アメリカと中国との関係は「新冷戦」ではなく「ハイブリッド戦争」である件

▼アメリカと中国との関係について、「新しい冷戦だ」という表現を使う人がいるが、そうではな…

アメリカでは選挙戦に銃が使われる件

▼アメリカで起こっていることは時間差で日本社会でも起こる、というが、以下のニュースは例外…

宮本常一に学ぶーー「文化」「芸術」を支えるのは「自ら功を誇らない」人々

▼東京の府中に、日本一大きな太鼓がある。宮本常一は、その太鼓は会津で作られた、という話か…

終戦記念日の新聞を読む2019(9)~海の特攻、人間魚雷の謎

▼2019年8月15日付の日本経済新聞には、日本軍が考えた海の特攻兵器である「回天」、い…

終戦記念日の新聞を読む2019(8)~妹と母を手にかけてしまった体験

▼2019年8月15日付の県紙に、村上敏明氏の戦争体験が載っていた。筆者は四国新聞や琉球新報で見た。おそらく共同通信の記事だろう。 数年前、村上氏の告白を新聞で知った。知る人は知っているが、その数は少ない。知らない人は知らないから、繰り返して報道することにも価値がある。見出しは、 〈終戦から74年/11歳、毒で母と妹あやめた/満洲引き揚げ時、心に傷〉 〈あやめた〉というのは、〈殺した〉という意味である。 村上氏が小学5年生の時の話。母親は「こま」という名前だった。

終戦記念日の新聞を読む2019(7)~産経新聞『経済学者たちの日米開戦』評

▼1冊の本をどう評するかで、評した人の考えがわかる。2019年8月15日付の産経新聞に、…

終戦記念日の新聞を読む2019番外編  朝日新聞「天声人語」~青空高士

▼2019年8月18日に、 終戦記念日のコラムを読む2019(1)高知新聞「小社会」~特攻し…

終戦記念日の新聞を読む2019(5)「虫の目」と子ども

▼今号は、2019年8月15日付の各紙コラムから、三つの「虫の目」を紹介したい。 一つめ…

終戦記念日の新聞を読む2019(4)毎日新聞「余禄」~アジアから見た日本

「終戦記念日のコラムを読む」は、(1)では特攻した少年と親の物語、(2)では原爆被爆者の…

終戦記念日の新聞を読む2019(3)日本経済新聞「春秋」~敗戦で救われた件

▼「終戦記念日のコラムを読む」と題して、1回目は高知新聞の「小社会」を、2回目は愛媛新聞…

終戦記念日の新聞を読む2019(2)愛媛新聞「地軸」~言葉の底を読み解く

▼読み解く、という言葉の意味を考えさせてくれるコラム。2019年8月15日付の愛媛新聞「…

感情論は論理ではない件(1)日韓両政府の面子(めんつ)問題

▼よく「それは感情論だよ」とか言うが、厳密にいうと、「感情論」は「論理」ではない。「感情論」はただの「感情」である。 2019年8月14日付の各紙に載った、共同通信の記事。 〈日韓輸出規制/報復合戦で消耗戦に/企業不安視、打開策なく〉 〈輸出規制を巡り、日韓両国が報復合戦の様相となってきた。韓国で輸出管理上の優遇国から外されることに日本側は平静を装うが、出口の見えない消耗戦を企業は不安視。さらなる関係悪化を避けたい意向をにじませる韓国側に打開策はない。〉 ▼この記事と