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ダイバーシティ&インクルージョン

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オンライン、疲れてますよね?

オンライン、疲れてますよね?

在宅勤務やオンライン会議が増えて、さぞお疲れのことでしょう。

わたしのオンライン会議デビューは今から10年ほど前。
今ではそれほど苦になりません。
録画ではほとんどカメラ目線だと言われます。
速やかに議事録も取っています。
東京、京都、フィリピン、ネパール、バンコク、シドニー、サンパウロ、などあちこちから接続してきましたが、一番よく聞かれる質問はこれです。

「あれ?北九州にいるんですか?」

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つながるだけでいい

つながるだけでいい

当たり前のことが当たり前でなくなっている毎日、毎時間、わたしの知っていたアタリマエが変化している。
世界的なアタリマエが気づかないうちにどんどんアップデートされ、あっという間に想定できなかった世界へと刷新されてしまう。ぼーっとしていたら、小さなアタリマエの逆立ちを見つけられない。

安全を感じる場所をつくるある友人の会社では在宅勤務が始まったが、始業時に朝礼をしているという。事務所でしていた通り、

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ひとりじめしないこと

ひとりじめしないこと

ひとりじめしないこと
欲しいものを手に入れると嬉しい気持ちになります。
しかし、ひとりじめしないことで幸せなひとを増やすことができます。
“自分だけの最大より、あなたとともに最小を考える”
それがわたしたちの目指す、次世代へ繋ぐ社会です。
最大幸福の追求社会から、人と資源を尊重し、共有する社会へ

これはわたしが大事にしている考え、ビジョンです。
アワシャーレという名前で会社をつくりました。
ou

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怒りは自分の力に 感謝は誰かの力に

怒りは自分の力に 感謝は誰かの力に

ジェンダーの問題はなくならないどころか、増えているように見えることがある。声を上げる人が増えているからだろう。喜ばしいとは言い難いが、声を出せずに耐えていた過去から考えたら進歩したといえる。

今年の国際女性デーは新聞、webメディアで盛んに取り上げられた。何かきっかけがあれば話せることもあるし、知らなかったことや関心なかったことに立ち止まって考えることができるからだ。取り上げてくれた方々に感謝し

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解析についての気付き

解析についての気付き

たまたま解析がテーマとなる1日を過ごしたことで、気づきがあった。3つの対話から来ているものなので、それぞれがリンクしないように感じているが、終わりには繋がると信じてこのまま書き進める。

1.物語づくりは解析することから。リンダグラットンは「ライフシフト」で、変身資産という言葉を用いている。日本ではライフシフト・ジャパンからツールやワークショップが出ているので、詳細はwebで。
価値軸の変化、抑圧

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先輩の教えに従って失くしたもの

先輩の教えに従って失くしたもの

毎日ひとと話すたびに、自分が変わり者であると気づく。それは昨日今日始まったことではなく、ずいぶん前から気づいていたことだった。

20年前、そんなわたしの振る舞いを矯正しようとする先輩がいた。
電話での話し方、丁寧なメールの書き方、意見が違っていたときの折れ方、などなど、わたしが大切にしていなかったことをたくさん教えてもらった。

決してわたしの電話が乱暴だったとは思わないが、短く直球で話していた

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自分でする方が早いとわかっていてもしてはいけない、というが本当にそうか?

自分でする方が早いとわかっていてもしてはいけない、というが本当にそうか?

自分でやった方が早い、とかつぶやくと
ひとに任せる方がよい、とよく言われる。

わたしも結構それを信じてきたところがあり、誰かにお願いすることでお願いしたひとも、お願いされたひとも成長できた実感がある。

しかし、最近、本当にそうなのか?と疑問に感じるシーンが増えていたので改めて考えてみた。

自分でする方が早いことでも、他人に任せることで得られるものがある。例えば、自分の時間ができるし、自分にし

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企業は女性活躍推進からインクルージョンへ

企業は女性活躍推進からインクルージョンへ

JUAS(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)には会員企業の従業員が参加する研究会がある。様々なテーマで活動されているが、そのなかに「ダイバーシティ&インクルージョン研究会」がある。今回その主催者会議に参加してきた。

情報システムにおいて、わたしは提供側だったが、ユーザ側との共通言語もあり、親和性が高い。と、勝手に思っている。

そんなJUASのD&I研究会からお招きいただき、今年度の

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このひと、どんなひと?

このひと、どんなひと?

巷ではアンコンシャスバイアスが流行している。

ダイバーシティの理解といえば、アンコンシャスバイアス
と言われるくらいのヒット。
無意識の偏見のことだが、横文字で言われると、海外から輸入された感がいい具合に出て、新しいことを学んでいる気持ちになるから不思議だ。
様々な研修が出ているが、わたしの場合は、ステレオタイプによる効率向上と差別の対立として紹介している。

大学の授業では、実在の人物を見て、

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エシカルとダイバーシティ&インクルージョン

エシカルとダイバーシティ&インクルージョン

エシカルとダイバーシティ&インクルージョンってどう関わるの?

という問いなんだ、彼の話は。

ダイバーシティ&インクルージョンを性別や国籍といったことだけでとらえると、関連づけにくいかも。D&Iは生き方だよといっても、まだわかりにくい。。

D&Iは、「わたし」と「だれか」の関わり方のこと。わたしとだれかの違いを認めて、意味のあるものとしてとらえ、生きていくこと。

「違いを認め、社会の大切なも

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梯子から足をはずそう

梯子から足をはずそう

梯子(はしご)に足をかけたままにしていた。

片足を地面に着けながら、もう片方を梯子にかけていた。

何年もそのままだったように思う。

あるとき、その状態の自分に気が付いた。

地面から足を離したら不安定になる。
その足を一段上に足を掛けるほど、登りたいわけでもない。
かと言って、両足を地面に着ける気にはならない。

そう、片足地面で安定しながら、登る選択肢も持ったまま。

気づいてしまった。

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ほどよい正義感

ほどよい正義感

このフレーズを出すまで数日悩んだ。

正確には、数年悩んだ。

わたしはやりたいことをやっているように思われやすいが、自分の気持ちはそうでもない。やらなければならないことをやっていると、結果的にそれがやりたいことに変わってきた、という方が近いだろう。

失礼を承知で言うと、やりたいことをやって、あなたでなければと言われて、働きやすいうえに働き甲斐もあって、そんな仕事があるとしたらほんの一握りのひと

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