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その情報は誰のためのもの?

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情報発信やマーケティングについての記事をまとめています。
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記事一覧

デッドラインの効果

山口県内の女性創業者や創業予定者の交流・情報交換のイベント「オレンジミーティング」にお招きいただき、30分のミニ講座を担当しました。 「無理なく続ける!ファンを増やすSNS活用術」というお題をいただいたので、SNSを無理なく続けるための心得・3ヶ条というものを考えてご紹介しました。 講座でお伝えしきれなかった点の補足を兼ねて、これを深掘りしてみます。 フォロワーは量より質SNSに関する相談を受けると、必ず「フォロワーを増やすにはどうすればよいですか?」という質問をされま

興味のフックはどこにある?

わたしたちのような地方の小さな制作会社でも、連絡先を開示していると毎日のように営業の電話やメールをいただきます。 特に「Web幹事」というサービスに登録してからというもの、フリーランスのWebデザイナーやコーダーの方からの売り込みメールがたくさん届くようになりました。いわゆるフォーム営業というやつです。 最初のうちは物珍しかったので皆さんと面談をしていましたが、件数が多くなり対応しきれなくなってきたので、最近はお話ししてみたいと思った方だけに返信するようにしています。

ありのまま暮らす

ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52カ所」で、4月に北米で見られる「皆既日食の道」、オリンピックを控えた「パリ」に続いて、わたしたちの会社が拠点とする山口市が紹介されました。 原文から該当箇所を引用します。 観光客が集中する一部の地域では、過度の混雑やマナー違反が地域住民の生活へ影響を及ぼすオーバーツーリズムが問題となっており、日本国内では、京都、鎌倉、沖縄の石垣島、岐阜県の白川郷などで目立っています。 オーバーツーリズムは旅行者の満足度低下にも繋がる課題

認知なくして成長なし

明けましておめでとうございます。 今年最初の投稿では、この年末年始に摂取したコンテンツを紹介しつつ、2024年はどういうことにトライしていきたいかを書いていきます。 戦略ごっこ―マーケティング以前の問題まずは「戦略ごっこ―マーケティング以前の問題」というビジネス本から。 世の中には様々なマーケティングやブランディングの手法が存在しますが、必ずしもエビデンスベースではないことがあります。実は「おとぎ話ベース」や「成功事例ベース」で重要な意思決定をしてしまっているかもしれま

当たり前のことをあえて語る

デジタルハリウッドのトレーナーやよろず支援拠点のコーディネーターといった仕事をしているので、初対面の方と話す機会は多いほうだと思います。 最近はネットの情報発信を強化していることもあり、週に+2~3人ぐらいのペースで、オンラインでも初めましての方とお話しできる機会に恵まれています。ありがとうございます。 私は初対面の方と仕事の話をするのが大好きです。お仕事の依頼、新サービスのセールスなど、なんでもお気軽にご連絡ください。 顔が見えない企業は意外と多い知らない方とお話をす

一緒に仕事がしたくなる

前回の最後に書いたように、何をやっているか分からない知らない人と、仕事を依頼したいと考える人は稀でしょう。一緒に仕事をしたいと思ってもらうためには、自分が何者で何ができるかを、他者に分かるように伝えていく必要があります。 なんだ当たり前のことじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、知ってもらうための努力を十分にしないままに、仕事がないと悩んでいる事業者は意外と少なくありません。 人のことばかり言っていられません。わたしたちも、自分たちのことを知ってもらうた

あり方をデザインする

私は自社の仕事を語るうえで、デザインという言葉を極力使わないように心がけています。 近年は「デザイン思考」や「デザイン経営」などが普及して、デザインの定義も多様になってきましたが、一般的にはグラフィックデザインやロゴデザインといった、表層のイメージが強いのではないでしょうか。 なので、所謂デザイン会社と区別するために、実際は仕事のなかでなにかしらデザインはすれど「わたしたちはデザインの専門家ではありませんよ」という態度を、あえて取るようにしています。 会社の生存戦略的と

地道にやり続けること

芸術の秋ということで、毎年この時期は文化・芸術に関連したお仕事が増えてきます。 昨日は、地元の宇部市で「第30回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」の一次審査のインターネットライブ配信を担当してきました。創業以前の2010年から、かれこれ10年以上関わっているライフワークのようなお仕事です。 地元民にとって、もっとも身近にある芸術が野外彫刻です。その歴史ある彫刻展に仕事として関わり続けることができているのは、地元の事業者として冥利に尽きます。 60年以上続く世界最古の

一周年のふりかえり

2022年8月1日にnoteを書き始めて、ちょうど一年が経過しました。 途中余談をはさみつつ、当初の目標としていた52週連続投稿をめでたく達成することができました。やればできるもんですね。 今回は一周年ということで、このnoteをどのようにして継続してきたのか、どんな記事が読まれたのか?読まれなかったのか?などを振り返ります。 これから週一でnoteを書いてみたいという方への、私なりの提案にもなっています。多少なりとも参考になれば幸いです。 一年前に準備したことまずn

その情報は誰のためのもの?

前回の記事の最後に、「次回は、適切な目標設定のコツについて書いてみようと思います。」と書きましたが、このタイミングで書きたい内容が出てきたので、予定を変更してそのことについて書いていきます。 Content Marketing Day 2022 はじまります!2022年12月19日からの5日間、コンテンツマーケティングに特化したオンラインイベント「Content Marketing Day 2022」が開催されます。 弊社は公式アンバサダーに就任させていただき、毎年このイ