河口隆@わたしたち

「仕事観」について毎週日曜日に投稿します。たまに生成AIや地元の話なども。ゼネラリスト…

河口隆@わたしたち

「仕事観」について毎週日曜日に投稿します。たまに生成AIや地元の話なども。ゼネラリスト志向エンジニア。株式会社アワセルブス 代表取締役 / ファブラボ山口 / デジタルハリウッドSTUDIO山口TR / 山口県よろず支援拠点CO / JADP認定マインドフルネススペシャリスト

マガジン

  • ポジティブな未来を想像しよう

    P.F.ドラッカーの「すでに起こった未来」という言葉に準えながら、テクノロジーの進化について綴っています。主に生成AIで遊ぶマガジンです。

  • 計算のないものへの愛情

    偶発的な出会いがもたらす効果についてまとめています。

  • クリエイティブの源泉

    未来学者アルビン・トフラーの「生産消費者 (prosumer) 」という概念に準えて、「人は何をきっかけにつくる人になるのか?」ということについて考察しています。

  • その情報は誰のためのもの?

    情報発信やマーケティングについての記事をまとめています。

  • 自分のスキルの見つけかた

    戦わずに勝つためのスキルの探しかたについて、過去をふりかえりながら整理してみます。

最近の記事

  • 固定された記事

すべては自分が決めたこと

私は割と浮き沈みがない人間ですが、それでも年に数回ぐらいはメンタルが弱っているなと感じることがあります。ちょうど先週、そういった期間がありました。今は割と回復しています。 今回は、メンタルがダウンした状態から浮上するために、私が実践していることについて書いてみます。 メンタルダウンはなぜ起きるのか人は生きていくうえで、誰しも何かしらのストレスを受けています。この生活上の恒常的ストレスに、ライフイベント上の突発的ストレスが重なって、ストレス耐性の閾値を越えてしまったときに、

    • 自分を機嫌よくさせる

      今週はレコメンドされた藤井風のライブセッションを視聴しました。 いや、良すぎんか。 ドラッグストアの店内などでよく耳にするヒット曲も、アレンジが変わると全然印象が違いますね。生音のほうが楽曲と声の良さが引き立ちます。 何より全編を通してポジティブな空気が溢れ出していて、とても穏やかな気持ちになります。おそらく彼は、他者志向性を持ったギバーでしょう。 ポジティブであるためにストレスを減らす他者にポジティブな影響を与えるためには、まずもって自分自身がポジティブな状態でなけ

      • 振り子は必ず揺り戻す

        山口アーツ&クラフツ2024に行ってきました。 山口アーツ&クラフツは、山口在住のクラフトアーティストを中心に2006年から継続的に開催されている老舗イベントです。毎年この時期になると150組以上のクラフト、アート作家が全国から山口市へ集まります。 量販店はお目にかかれない、独特の個性を持ったモノたちと出会える機会として、毎年とても楽しみにしています。 アーツ&クラフツのルーツであるデザイン運動アーツ&クラフツのルーツとなっているアーツ・アンド・クラフツ運動(Arts

        • アイデンティティの音楽

          久々にDJをやりたい欲が沸いています。 過去にネットにアップしていたDJ MIXを、久々に聞き直していました。 余裕で15年とか経っていてびっくりします。 WinMXで得たDJ MIXの知見DJ MIXにのめり込むようになったきっかけは、2001年にリリースされたWinMXというPeer to Peerを用いたファイル共有ソフトです。 当時、Napsterをはじめとするファイル共有ソフトは、著作権を無視したファイル交換が日常的におこなわれる違法コピーの温床として問題視さ

        • 固定された記事

        すべては自分が決めたこと

        マガジン

        • ポジティブな未来を想像しよう
          19本
        • 計算のないものへの愛情
          7本
        • クリエイティブの源泉
          8本
        • その情報は誰のためのもの?
          10本
        • 自分のスキルの見つけかた
          10本
        • 心と体を整える
          15本

        記事

          多様性を活かす

          新年度が始まりました。 所属する組織に新しいメンバーが加わったり、取引先の担当者が異動したりと、関わる人たちが変わるだけで気分も変わります。 支援機関やスクールで仕事をしていると、おのずと関わる方々が変化していきます。毎日会うメンバーを固定化させないことは、飽きずに仕事を続ける最も有効な方法のひとつだと思います。 一方で、弊社のような小規模事業者では、転勤や異動などによる人の入れ替わりがないため、どうしてもメンバーが固定化しがちです。 今回は、そんな小さな組織において

          余白について思い出す

          年度末です。 この時期は、多くの人が振り返りや次年度の準備に追われる季節です。 事業者は決算作業や新年度の事業計画策定に忙しく、行政機関では部署の異動で慌ただしく引継ぎが行われます。学校では進級・進学など新しい環境へステップアップする時期です。 年度末には、様々な業務が山積みになります。納品ラッシュ、報告書や請求書の作成、人事評価、新年度の予算編成など、終わりと始まりの両方の業務に忙殺されます。 3月最後の平日を終え、ようやく年度末の喧騒から抜け出して、ホッと一息つい

          余白について思い出す

          noteのアクセス状況どうなってるの?

          noteを投稿していると、どのぐらい読まれているのか気になりますよね。 noteは無料アカウントでもダッシュボードから簡単なアクセス状況を確認することができます。 このアクセス状況について、最近気になることがあります。 同じ記事が複数表示される問題同じタイトルが複数表示されることがあるのです。 こんな感じで。 表示されている記事の数は合っているので、重複している数だけアクセス状況が表示されていない記事があります。 なにが起きているのでしょうか? 同じ記事が複数表

          noteのアクセス状況どうなってるの?

          わかりあえなさを受け入れる

          先週あたりから、生成AIが物理領域に進出しつつあるという記事が、立て続けにリリースされるようになりました。 「まさかの」と見出しが付けられていますが、これは既定路線でしょう。 ソフトウェアの分野で生成AIが発展すれば、プログラムで動作するハードウェアに生成AIが組み込まれるようになるのは「すでに起こった未来」です。 ロボット側から見る生成AI活用のメリットロボットの制御にはプログラムが利用されています。 ロボットに行動を教えるためのロボットティーチングは、以下の4パタ

          わかりあえなさを受け入れる

          在りて無ければ

          前回の投稿で、Midjourneyの絵柄が一致しない問題は改善されつつあるが、まだあまりうまく機能していないと書きました。 なんとその2日後に、同一人物が生成できる新機能「Character Reference」がリリースされました。ありがとう、君を待ってた! 以下概要です。 早速試してみましょう。 Character Referenceを試してみたまずは、前回の投稿に掲載した「扱いがむずかしい後輩」のイメージを使ってテストしてみます。 -‐cw の効果を確認するた

          偶然を味方につける

          プロンプトエンジニア終了のお知らせです。 カリフォルニアを拠点とするクラウドコンピューティング企業VMwareのリック・バトルとテジャ・ゴラプディは、生成AIが小学校の算数の問題を解く能力について、60個の異なるプロンプトを用意してテストしました。 その結果分かったのは、与えられたモデル、データセット、プロンプト戦略にとって何がベストかについては一貫性がなく、そのときどきによって異なるということでした。 そこで、AIでプロンプトを自動生成する新しいツールを開発して試した

          偶然を味方につける

          自分の頭で考える

          仕事をしていると「どうすればいいですか?」という、あたかもこちらが最適解を知っているかのような問いを受けることがよくあります。 私も全知全能の民ではないので、分からないことはたくさんあります。しかし脳は空白を嫌うので、自分の知識や経験から当てはまりそうな答えを探して、どうにかこうにか回答を導き出します。 このような質問をされると、脳のリソースを吸い取られてぐったりします。ですが、毎日のように「どうすればいいですか?」と向き合っているうちに、考えて決断することが上達していく

          自分の頭で考える

          働き方をつくる

          所属している支援機関で、人材活用ガイドラインの活用についての研修を受けました。 「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」は、中小企業庁が中小企業・小規模事業者の経営者・支援機関に向けて作成した、⼈材活⽤に関する課題を解消するためのガイドラインです。 Webサイトから概要を引用します。 こうした研修が実施される背景には、人手不足問題があります。 日本の人手不足問題は深刻だコロナ禍が落ち着いて経済活動が回復へと向かうなか、企業の人手不足は深刻さを増してきています。

          現在地を俯瞰する

          内閣府の発表によると、日本の国内総生産(GDP)は2四半期連続でマイナス成長となり、景気後退(リセッション)に入ったそうです。 2023年10~12月のGDPは前期(7~9月)比0.1%減でした。この状態が1年続く場合の年率換算は0.4%減となり、予想以上の低下だったようです。 景気後退(リセッション)とは?景気後退(リセッション)とは、景気循環の局面のうち、景気が下降している状態を言います。景気循環のサイクルを4局面(好況、後退、不況、回復)で考えた場合、後退の始まりが

          現在地を俯瞰する

          未来のヒントは過去にある

          立春を過ぎて、ほのかに春の気配が感じられ始めました。 中国の戦国時代(紀元前4世紀)に発明された二十四節気(にじゅうしせっき)では、季節を春夏秋冬で4等分に仕分けをし、1年を12の「節気」と12の「中気」に分類します。 立春の前日は「季節を分ける」という意味で節分と呼ばれ、季節の変わり目に生じる邪気(鬼)を追い払うための行事が恒例となっています。 世界は180年周期で繰り返すという思想多くの人は年始に1年の計画を立てることでしょう。企業は3~10年スパンで中長期経営計画

          未来のヒントは過去にある

          デッドラインの効果

          山口県内の女性創業者や創業予定者の交流・情報交換のイベント「オレンジミーティング」にお招きいただき、30分のミニ講座を担当しました。 「無理なく続ける!ファンを増やすSNS活用術」というお題をいただいたので、SNSを無理なく続けるための心得・3ヶ条というものを考えてご紹介しました。 講座でお伝えしきれなかった点の補足を兼ねて、これを深掘りしてみます。 フォロワーは量より質SNSに関する相談を受けると、必ず「フォロワーを増やすにはどうすればよいですか?」という質問をされま

          デッドラインの効果

          「難しい」で終わらせない

          ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52カ所」で3番目に取り上げられ、にわかに浮き足立っている山口市に早速新たな名物が誕生しました。 山口市湯田温泉の観光誘客事業を企画する山口フェス実行委員会は、2月から飲食店複合施設「こんこん山」で販売する、白狐の形をしたチーズプリン「湯田温泉プリン」を開発しました。 湯田温泉の白狐伝説湯田温泉の起こりは、室町時代の三十世大内義興公の時代にまでさかのぼります。 村のお寺にあった小さな池に、ケガをした一匹の白狐が毎晩傷ついた足

          「難しい」で終わらせない