ひきこもりの社会参加? ~ありがとう、今日も生きている。手作りおやつ工房とさか~
ひきこもりは社会参加していない?
ひきこもり経験者として当事者活動しながら、苦しいのはひきこもりだけじゃない、と思ってる。「自分だけ」と思うとますます苦しくなるから。
自分にできることをちょっとずつ増やしたい。たくさんの人に支えられて生かされてるぶん、今度は私も力になりたいと思う。先月からヘルパーとして訪問介護の仕事も始まりました。
「障害があっても地域で暮らせるように」
「ひきこもりの社会参加」
何か、ずーっとひっかかっている。
改めて「地域」って何?施設入所したらそれは地域ではなくなるのかな?物理的な話?(きっとそういうことではない)
生きてることがすでに社会参加なんじゃないの?
生きてることが社会参加
ひきこもっていても毎日ご飯は食べる。水道や電気も毎日使う。それは生きているから。重度障害があっても同じ。私たちは今日生きている。
消費する人がいるから、人は働くことができる。今の日本社会はおかしなことになってるけれど、働くって本当は喜びであるはず。
「作ってくれてありがとう」
「運んでくれてありがとう」
「修理してくれてありがとう」
自分にできることを目いっぱいして、「ありがとう」って言われたらめちゃくちゃ嬉しいよ。
働けるのはお客さん、消費してくれる人がいてくれるから。だから、「来てくれてありがとう」「(サービスや商品を)使ってくれてありがとう」だ。
そして、「働く」ってのは「就労」だけではないと思ってる。残念ながら、今の社会はそれが見えにくくなっている。
自分が自分を責めている
私自身、ひきこもっていた時は働いてない自分を責めていました。罪悪感もありました。
でも気づきました。「自分を責めてるのは私だけじゃん!」って。
当時、現在の夫とは交際中でした。働いてない、暴言暴力もふるっていた私。暴力や自傷行為に対してはダメだときっぱりしていた夫ですが、働かない私を責めるどころか、精神科の通院や薬の費用も負担してくれていたし、寝たきり状態の時、家事も一時期全部やってくれていました。
自分を責めるエネルギーを、別の方向に向けてみよう
お茶碗に軽くよそったご飯を残さず食べられた時、「よかった、食べれたね」と喜んでくれた夫。
食欲が出て、ちょっとずつ毎日を楽しめるようになった私を見て夫の笑顔は増えていきました。
すっかり弱った体のために近所のごみ拾いをしたりピアノに向かったり、お菓子を焼いたり。自分の苦しみを日記に綴ったり。そんな小さなことも、夫は一緒に喜んでくれた。
家族や身近な人が、今日一日自分の側で笑顔でいてくれるってめちゃくちゃ幸せなこと。
その幸せをしっかり受け止めよう(^-^)
自分は生きてていいんだって喜ぼう(^-^)
「自分は生きてていいんだ」って思えたら、自然と力がわいてくる☆
自分の大切な人が笑顔でいられるように、自分を責めるエネルギーを別の何かに向けてみよう。
あなたのことを大切にしてくれる人は、あなたが笑顔でいることを喜んでくれる。
あなたのことを大切にしてくれる人は、もし、あなたが誰かの笑顔のために無理をしていると知ったらとても悲しむ。
だから、「しんどいな」と思ったら休んでいいし、何か困ったことがあったら相談したらいい(^-^)
大丈夫。見えないところで私たちはつながっている。あなたの元気が誰かの元気につながっている。
手作りおやつ工房とさか
横浜市港南区日野8-31-15
oyatsukobo.tosaka@gmail.com
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