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体に優しいメキシコ家庭料理:Caldo de pollo (カルド・デ・ポジョ)のレシピ

今日は、メキシコの家庭や定食屋さんなどでよく食べられる、カルド・デ・ポジョ(チキンスープ)のレシピをご紹介します。風邪を引いた時、食欲があまりない時、体調が悪い時などにも良いとされています。サイドディッシュとしてではなく、メインディッシュとしてどんぶりにいっぱい入れて、トルティーヤと一緒にいただきます。

材料(4人分)

スープストックの材料

メキシコの鶏肉は黄色っぽくなっています。メキシコの人にとってはこっちの方が「美味しそう」なんだそうで、餌にマリーゴールドの花から取れる天然色素などが添加されているそうです。
  • 鶏肉 (pollo)の骨付きモモ肉4つまたはドラムスティック4本(今回は鶏1羽分使用)

  • 玉ねぎ(cebolla) 1/4個

  • にんにく (ajo) 2〜3かけ

  • セロリ(apio) 2本(今回はセロリの余っていた部分を使用)

  • 水(agua) 2ℓ

  • あればパクチー (cilantro)の茎も何本か

スープの具

  • 小さめのにんじん(zanahoria) 2本、気になる方は皮をむく

  • カラバシータ(calabacita)(小さめのズッキーニも可)2本

  • ジャガイモ (papa) 1個、皮をむく

  • 塩・胡椒

トッピング 

  • ライム (limón)1個

  • チレ・セラーノ (chile serrano)(または好きな唐辛子)

  • 玉ねぎ 1/8個

  • パクチー 2〜3本

  • あればメキシコのご飯、炊いたもの

作り方

  1. 鶏肉は流水で綺麗に洗いましょう。今回私は1羽丸ごと使ったので、食べやすいように手羽と足を切り分けました。

皮は取ってもOK

2. 野菜類も綺麗に洗いましょう。洗い方の記事も参考にしてください。

パクチーは水で3回くらい洗って、ボウルに消毒液を入れてこんなふうに消毒してから使います。

3. 大きな鍋に鶏肉、玉ねぎ、にんにく、セロリ、パクチーの茎を入れ、水2リットルを注ぎ、中火にします。

4. だんだんアクが出てくるので、丁寧に取り除きます。

5. アクが出なくなって、20分くらい煮込んだら鶏肉以外の野菜類を全て取り出します。このスープ、とっても良い出汁が出ているので、少し多めに作っておいて、タッパーやジップロックに入れて冷凍しておくとスープストックとして使えて便利です。

今回は皮付きの鶏を使ったので油が多め

6. スープの具は1cm角くらいに切ります。家庭によって具の切り方はざまざまですが、うちは食べやすいのでこの形です。

人参とジャガイモを先に入れるので分けておく

ちなみにカラバシータは、メキシコでよく食べられるズッキーニみたいな野菜です。上と下をこんな感じで切り落とします↓。皮は剥かなくてOK

7. 人参とジャガイモを先に鍋に入れて煮込みます。

8. 人参とジャガイモが柔らかくなったらカラバシータも入れて10分ほど煮ます。最後に塩適量と胡椒を入れて味を整えます。これでスープは完成!

9. トッピングを準備します。スープを煮ている間にやっておくといいですね。パクチーは葉の部分をみじん切りに。玉ねぎもみじん切り。チレは輪切り、ライムはくし切りにします。

10. スープボウルに鶏肉のモモかドラムスティックを1切れ入れ、スープを注ぎます。もしメキシコのご飯*がある場合は、次のようにボウルの底に少しだけ入れることもできます。定食屋さんのCaldo de polloにはよくこんな感じでご飯が入っています。

その次に手で裂いた鶏肉を乗せて

スープを注げば完成です!

*メキシコではLong Grain Riceという長めのお米がよく使われます。日本米のようにくっつかないので、お箸では食べにくいです。メキシコのご飯の作り方はこちらの記事で紹介していますので、参考にしてくださいね。

今回煮込んだ鶏の胸肉は、こんな感じで↓手で裂いておいて、トルティーヤに巻いたり、他の料理に使うこともできます。この状態になっている鶏肉をpollo deshebrado(ポジョ・デスエブラド)と呼びます。

さて、いかがでしたか?心がホッとするメキシコの味、ぜひ作って味わってみてほしいです。それではまた次の記事でお会いしましょう。

寒い日にぴったり


Nos vemos pronto!
Pachi

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