見出し画像

はたらく。

おうちでの
お手伝いも
社会でのボランティアも
お駄賃やお給料無くても

誰かのために
働くこと
誰かのためになる
社会貢献

子供であっても
ちゃんと
社会の一員になれる

ボクはここnoteで
ヤングケアラーという
言葉を習った

ボクが親族介護の
お手伝いしてること
記事にした時だった

ハッキリ云うが
たいしたことは
何もできない

叔母さまや
叔父さまの介護の
お手伝い

車イスを見張ってたり
時には二台同時に押した
進まないけどね

ボクはご存じの通り
自分自身が車イスに
乗るぐらい
足に不具合がある

基本走れない
しかし
おばあちゃまや
おじいちゃま
時には高祖母の
おっきいおばあちゃま

呼び方が大変なので
まぁ
おばあちゃまと
おじいちゃま

叔父さまや
叔母さまが運転したり
おっきい荷物運ぶ

ボクは車イスの横で
見張ったり

時には薬を
受け取ったり

叔父さまや
叔母さまが仕事で
留守の時

おじいちゃまや
おばあちゃまが
具合悪くなった時
救急車に電話する

練習した通り
住所から話す
家に他に人が
いないことも

おちついて
電話切らずに
話す

よくわからないときは
わからないけど
ようすがおかしいと話す

親族のどの家にも置いてある
SOSボード裏表
片側には救急車に電話したとき
話すこと
反対側には救急隊の人来たら
見せる事柄

そこには
叔父さんや叔母さんの電話先や
勤務先が記載されてる

ボクの状況も書かれてる

おじいちゃまや
おばあちゃまが
救急車
乗り込むとき
いっしょに乗り込む

様々な体験や
経験を教えて欲しいと
仲間や仲間の
保護者に云われる

仲間の中には
保護者は介護してる
おじいちゃまだけ
そういう子もいる

「相談できるひとがいない」
相談先を知らないという
完全な孤立してた

保険の仕組みなども
全く知らない

ボクはすぐ
親族に話し
そのおじいちゃまと
仲間を区役所にまず案内し

各手続きを行ってもらった
小学2年の仲間は
学校に行けてない

親の離婚で母親の実家
おじいちゃまがひとり

お母さんは数か月に1度
会いに来る程度
ボクと同じ施設に最初いた

暴力振るわれて
痣がいっぱいだった
だから母さん離婚したと
本人はいってた

でも本人はお父さんに
会いたいって言ってた

おじいちゃまと
暮らしてたけど
おじいちゃまが
ご病気して倒れてから
ずっと
おウチでお手伝い

洗濯もお掃除も
家事は頑張ってる

おじいちゃまは
意識はあるが
ほとんど動かない

たまたま
ボクがおばあちゃまに
お惣菜を
分けてあげましょう
そう云われて

仲間のおうちに
届けに行ったとき

大きな声で中から
おじいちゃまが
叫んでる

おばあちゃまが
「パコちゃん
とにかく中に
はやく!」

仲間の家に
飛び込むと
おじいちゃまが
床に倒れ叫んでる
自宅電話を
操作しようと
コードを
引っ張ったらしく
転がってる

ダクダクダク
奥から凄い水量の音

「ねえ?!どこ?」
ボクは声を出して
仲間を呼ぶが
返事は聞こえない

音のする方へ行くと
お風呂場だ

お湯が出っぱなし

近づくと
おぞましい光景だ

湯船の底に
仲間がこちらを見て
横たわる

目が合う

「パコちゃん・・」

「ねえ!大丈夫!」

おばあちゃまは
救急車を呼んでいた

おじいちゃまのために
呼んでたはずだが
先に仲間を運んでもらう

お風呂を入れはじめ
おじいちゃまの
身体を拭いたり
自分が入ったり
するために
準備の最中

お風呂のフタを
ちゃんと下せず
つんのめって
湯船に頭から落ちた

右手骨折して
起き上がれなかった
お湯はそれほど
まだ溜まってなかった

苦しくて
左手でお風呂の栓を
手動で引きあげようと
指が捻挫状態


不幸中の幸いは
栓が引っ張られ
隙間ができ
そこにコード
挟まったので
お湯が
溜まらなかった
おぼれるところだ

仲間のおうちの
お風呂は旧式で
お風呂の栓が
コード付きだ
栓も劣化してて
少し引くと
抜けるように
なってた



現在のお風呂だと
外ボタンで
閉栓するので
想像するだけで
恐ろしい

仲間のおじいちゃまも無事
仲間は骨折したけど無事

本当に良かった
しかし
ボクは本当の意味での
ヤングケアラーの皆様の
大変さを感じた

他にも
世界中にいる
ヤングケアラーの皆様
介護を独りで頑張る
オトナのひとも

「孤立という地獄」
から抜け出し

「生き抜く」ために
つながりましょう

ボクはおばあちゃまに
学びました

「何があっても
生きて
生きて
生き延びるのよ」

おばあちゃまは何度も
ボクの手を握り
泣きながら云いました

「生き抜くため」
つながるのよ

ボクも
おばあちゃまのように
仲間の皆さんに
何度だって伝えます

生き抜くため
繋がろう
生きて生きて
生き抜くため


キミの働きは
無償の働き

本当に尊い

人のために成す
キミの働きは
未来のキミを育てる

この経験と体験は
お金では買えない
キミの財産だ




















ここから先は

0字

¥ 100

読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました