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母親は息子の友人が成功すると妬む。母親は息子よりも息子の中の自分を愛しているのである。

おはようございます。

母親は息子の友人が成功すると妬む。母親は息子よりも息子の中の自分を愛しているのである。ー フリードリヒ・ニーチェ

ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェです。
ニーチェの言葉を最近読み始めたのですが、
今の時代の問題を指摘・解決する多くの提案に
感動します。

学校で子供の友人が良い評価を受けると、
胸のあたりが「キュッ」となります。

また、子供が悪い評価を受けると
胸のあたりが「キュッ」となります。

同様に、子供が活躍したり褒められると
自分のことの様にお祝いしたくなります。

理由はニーチェの言葉の通りです。

私の子供は集中力がなく、
幼稚園の時から
先生との面談では毎回、注意を受けています。
自分が注意されている様で萎縮します。

自分のことなら直しようがありますが、
自分の思うようにコントロールができない相手なので
フラストレーションが溜まります。

結果、感情に任せて激怒します。
激怒は解決方法ではありません。
人を傷つけることはできても、
相手を救うことはできません。

私は、
「お母さんの気持ちを分かってよ!」
と、子供に訴えているのです。
駄々をこねる子どもと同じです。

5歳の子供に何ができるでしょう?
解決策を出して導くのは親の役割であり、
生まれて五年しか経っていない、子供の役割ではありません。

「大好きなお母さんが、幸せじゃない。」と言う
悲しい感情だけが子供に刻まれていきます。

私が勝手に子供の中に作った「自分」が、
傷つき、リアクションしていたのです。

子育てをしながら、インナーチャイルド言われる
「成長しきれなかった自分」を子供に投影し始めます。
自分の幼少時代に置き去りにしてしまった感情が
インナーチャイルドを作ります。

インナーチャイルドを何人も持つ場合もあります。
免疫が弱っていると症状が悪化する風邪と同じように、
心が疲れていると、インナーチャイルドは悪さをします。

親は、子供の中に寄生虫のように
自分を寄生させるんですね。
そして、自分の心が落ちている時には
子供の心も落胆させる。

厄介です。 

子供の事を大切にし、
子育てに真面目に取り組んでいる人ほど
その傾向にあるように感じます。

子供と親は別人格です。
親にとって、子供は大切な預かり物だと思っています。
親は子供のサポーターであるべきだと
今では思っています。

お預かりした、大切な命を
その命がになった使命を果たせるように、
環境を整え、サポートする存在です。

今でも胸は「キュっ」とします。
そんな時は、
「彼は、私ではない。」 
と、自分にはっきり言い聞かせます。

モヤモヤとした感情は消えていきます。

私が訓練するのは子供ではなく、
自分の中にある、存在なのです。

今日もみなさまにとって、小さな成長を喜べる日でありますように。




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