【老後はしっかり歯を残そう】口腔状態と要介護の関連性を調査したぞ

この研究は、口腔の状態と要介護発生の関連性について詳細に調査しました。これまで口腔機能と要介護発生の関連についての研究は限られており、特に口腔乾燥やむせに関する情報はほとんどありませんでした。また、口腔状態が要介護発生にどれだけ寄与しているかを評価するための研究もほとんど存在しませんでした。

この研究では、約4万4千人の高齢者を対象に、口腔の状態と9年間の追跡期間における要介護発生との関連を明らかにしました。口腔の状態は、現在の歯数が19本以下、咀嚼困難、むせ、口腔乾燥の4つの項目で評価されました。

研究の結果、これらの口腔状態が悪化すると、要介護発生のリスクが上昇することがわかりました。口腔の健康状態が悪化すると、日常生活において介助が必要な状態になる可能性が高まるということです。

さらに、口腔状態の要介護発生への寄与の大きさを評価するために、人口寄与割合(PAF)という指標を使用しました。PAFは、特定のリスク因子が存在しない場合に要介護発生が減少する割合を示す指標です。

分析の結果、口腔の状態の中で最も大きな寄与を示したのは現在の歯数で、その次に咀嚼困難、口腔乾燥、むせが続きました。特に歯の本数が少ない場合は要介護発生のリスクが高くなります。

この研究の結果は、口腔の健康の維持と向上が将来の要介護リスクを低減する可能性があることを示唆しています。予防策や治療介入、保健事業の実施によって口腔の健康状態を改善し、要介護認定の発生を予防することが重要です。

高齢者の口腔の健康管理は、個別の要介護リスクを減らすだけでなく、医療費の削減や生活の質の向上にも寄与すると考えられます。予防プログラムや口腔ケアの普及啓発に取り組むことで、高齢者の口腔の健康状態を向上させ、より健康な老後を送ることができるでしょう。

ChatGPTより作成


高齢者の口腔ケアが大事だといろいろと調べてみて、よくよく思い知ったのだけれど、認知症になると口腔ケアがおろそかになってしまう。歯を磨くときの注意力が無くなってしまうから、磨き残しが多くなってしまうことで、歯周病や虫歯を増やしてしまう。結果、抜歯するので噛む力もどんどん弱くなっていく。

ここ最近の調査では昔よりも歯を残せるようになったそうで、おかげで高齢者人口も増えている。少子高齢化が進んでいるという皮肉にも成っているけれど。

歯並びが悪い人は歯石も溜まりやすく虫歯にもなりやすい。youtube見ていたら、歯科医が歯石を取る動画を見つけて、歯茎の中に大きな歯石が出てくるのを見て、これは大変だ、自分も気をつけないとと気持ちを改めた次第。

口内細菌の状態でアルツハイマーとの関連もあるんじゃないかという説もあって、歯磨きも大事だけれど、定期的な歯科検診も重要だと思っている。これは、老後への投資みたいなものだと思って、歯石をしっかりとってもらおう。クリーニングしてもらうと気分もいいしね。

#日本の研究

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