ネッククーラーを買ってみたよ。

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夏に仕事に出るときはいつも命がけに感じている時間帯があって、それは昼過ぎという一番暑い時間。

仕事場をバイクで走り回るので、昼間の一時過ぎから猛烈な暑さを経験することになる。バイクにはエアコンがない。

一度、意識を失いかけたことがあったりして、そのときは1秒ほど意識を失った。たった1秒が、どれだけのことなのか。わかる人にはこの一秒がどんだけおっかないかわかる。

実際には1秒かかっていたのかはわからない。何せ、自分しか感覚を持っていないから。本当はもっと長かったかもしれない。

その感覚で意識を失った1秒後の現実に戻ったときなにを見たかというと、センターラインを越えて、反対車線に逆走していた。


富士通ゼネラルが「ウェアラブルエアコン」の提供を開始したという記事を去年書いていて、レンタル料が一ヶ月1万円。

熱中症になると救急車に運ばれて、病院のお世話になる。熱中症になったという人の話はよく聞くけれど、その後の話ってあまり聞かない。

調べてみると、中度の熱中症になる救急車で運ばれて、点滴受けて帰宅すると自己負担額で:7000円から9000円ほど。

中程度から重度の熱中症で運ばれて、救急病院で一泊二日コースになると自己負担額で:5万円から9万円ほど。

熱中症で倒れたら、どっちのコースになるかは運次第。二泊三日コースはもっと大変。

重いコースに行ったら、エアコン買った方がよかったではないかと思ってしまう。ちなみにエアコンは実店舗の家電量販店より、ネットで買って、取り付けてもらったらちょっと安く上がる。

水を飲んで塩飴なめればいいのにと思っていても、冷感グッズが命と出費を助ける安い投資だと理解しなくてはならないと考えている。上がる体温を体の水分が蒸発して抑えてくれるけれど、上がる体温を少しでも抑えられたら,熱中症リスクはもうちょっと下がる。

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この銀色の部分のペルチェ素子ってのが、熱伝導率がとても高いのでCPUクーラーにも使われている素材。

パソコンのCPUって、クソ熱い、いや、とても熱い。たとえばスマホを長く使っていると結構温かくなるけれど、それの倍熱くなる。なので、パソコンにCPUクーラーは必須で、このパーツでメチャデカいやつもあるほど。水冷式もある。あつくなるCPUに接触しているのがペルチェ素子。

これを首もとに接触させる。首回りがよく冷える。

首には頸動脈が走っていて、とても太い血管で筋肉が薄い部分にある。なので、ここを冷やすと体温を下げやすくなる。

今回購入したのはサンコーレアモノショップのネッククーラー。ずっと前から、購入を考えていたのだけれど、いつもタイミングを外して購入を逃していた。

ここ直近の30度を超える真夏日。昼の1時から3時前でこれをつけて走ってみた。

首下の冷感はしかと感じていたけど、30分ほどで冷感が感じなくなった。これは、日中の体温上昇の方が上回ったことと、肌の感覚器が冷感刺激に慣れてしまったというのもあるだろう。熱いお風呂も慣れると暑さに慣れるみたいなやつ。

このネッククーラーのスイッチは強弱とゆらぎがついていて、ゆらぎを選択すると強と弱を交互に入れ替えしてくれる。つまり、一度慣れて感じなくなった冷感を再び感じるために弱にして、刺激を感じるようにしてくれる仕組み。

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電源は専用バッテリーとUSBタイプCによるモバイルバッテリーなどからの給電の2種類。

専用バッテリーはフル充電で2時間ほど。ちょっと心許ない。朝から夕方のフルまで暑さに追われてしまうなら、モバイルバッテリーを用意しておくとよし。西日って熱いよね。

モバイルバッテリーは10000mAhで10時間持続できるという。しかも、USB-Cによる給電方式の方がパワーが大きいとアマゾンレビューの報告。

うちのモバイルバッテリーもへたれてきたから、そろそろ買い時かな。

今年の夏も来年の夏もきっと暑いし、バッテリー込みで3回夏を過ごして2-3000円くらいか。と、考えたので買ってみた次第。

いままでも、冷感グッズは買ってきたし、水に浸けて首に巻くタオルや、高分子ポリマーなど、いろいろ試したんだけど、想像したとおりのものがなくて、あと、水を使うから始末が大変だったりして、ちょっと面倒だった。

これだと、電気だし、水いらないし、充電だけでいいし、あと、電子ガジェットがスキだから。

部屋にエアコンがない、つけられない事情がある人もいる方にも、首にタオルを巻く前にネッククーラーをつけてみたらどうかなと。

根本的な解決にはならないけれど、血管を冷やす作用を考慮すれば、十分に役立つアイテムだと思います。はい。






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