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村上春樹ふう、頭のなか

これまでほとんどの村上春樹の長編を読んできたつもりでしたが、

先日実家に帰ったとき、絶対読んだことあると思っていた「ねじまき鳥クロニクル」をパラパラっとめくると、あれ?読んでへんやん!

持って帰って、さっそく村上春樹の世界に3日間沈みました。

そして「村上春樹読んだ後あるある」だと思うのですが、
頭の中の独り言が春樹ふうになってしまうこと、ありません?

例えば、

「背中がかゆい。しかし、ある意味においてはかゆくないのかもしれない」

「この麻婆豆腐はおいしい。あるいはそうでないのかもしれない。そう感じているだけのことなのだ」

みたいな調子です。

こういう話を誰かとしたいのですが、村上春樹の小説が好きっていう人、意外とおらんなあと感じます。

かくいう私も、人前で「村上春樹大好きなんですよ!」って言うと、いきってる感が出る気がするので、「結構読みます」くらいに留めるふしはあります。

ここで私の村上春樹長編ベスト3

1.「1Q84」

2.「スプートニクの恋人」

3.「海辺のカフカ」あるいは「騎士団長殺し」(決めろ)

どれもめっちゃ面白いんですが、1Q84は一番記憶に残った&読了後に気持ちがよかった。

ちなみに最新の長編は、少し読んですぐに既視感をおぼえ(過去の焼き直しということを後から知った)、いったんやる気なくしてそのままです。本物の春樹好きに怒られそう。

そしてこの前、近所のバーに行った際、まだ春樹ふうの頭のままだったので、人生ではじめて「カティーサーク」を注文しました。

意外とおいしかったです。ある意味においては。(?)


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