1973年のピンボール/村上春樹 解釈
2回読んだ。
ピンボール、風の歌を聴け、ピンボールの順。
そして、やっぱり分からないことも多かったけど、なんとなく言わんとしていることはわかった。
初期作品だけあって、テーマの包括度または抽象度に磨きがかかっており、咀嚼するのに時間がかかった。
この物語はノルウェイの森と同様、生と死をテーマにしている。
1969年、直子が生きていた時代は生で、
1973年、彼女が死んでしまった後、僕はもぬけの抜け殻、生を消費するだけの存在に成り果てる。
そんな折、”天使”として描かれ