お母さんがひきこもりの子に対する適切な対応方法とは

皆さん、おはようございます。
Gifted Creative、峯上です。

先日は指示、教示が如何に子どもの回復や自立にとって良くないのかをお伝えしました。

しかし、では子どものいうことを全て聞かないといけないのかというとそういうことでもありません。

では、どう対応すればいいのかを今日はお伝えさせて頂ければと思います。

こちらの資料をご確認いただき、今、子どもはどの状態にいるのかを把握してください。



こちらの資料は金馬さんという支援者の方を参考に作ったのものですが、少し当事者目線を入れると、こうした方が良いというのがあります。
一つはまず、母親というものは身内なので、ついうっかり余計な一言を言いがちです。
上記のことを試しても、恐らく失敗するでしょう。
ですので、一番良いことは支援者を仲間にすることです。
特にここの赤色や黄色信号の段階では、一言が致命傷となることが多々あります。
支援者がきちんと今、必要なゴールは何なのかを共有し、同意のもとで、自ら選び、行動することを促すことが大切です。
つまり自分達、家族だけで何とかしないという諦めも大切です。

【何も言わず、信じて見守ることも愛なんだよ】
という5歳の自閉症の女の子と言葉をお伝えします。

二つ目に子どもをいつまでも子どもと見なさないことです。
全て身の回りの世話をするということは一見愛情があるようにも見えますが、長い目で見た時には依存になります。
支援者を交えて、
①家族関係を修復またはシェアハウスに住むなどして距離を取ること
②体調を整える
③身の回りのことを少しづつできるようになる
④外出など外に出て活動をできる
⑤運動など少し負荷をあたえる
⑥就労準備、作業所や就労移行、Giftedのような民間の就労支援の力を借りて訓練をする(自己理解、特性、障がいの対処を学ぶ、自分ができる仕事の知識、報連相などのSSTスキル)
⑦定着支援を受ける
⑧キャリア支援を受ける→大抵初めの仕事はライスワークなので、継続が難しく、自分がしたいライフワークを模索する必要がある
⑨青信号ゾーンに至る。家族仲も良好、本人も安心して日々の生活をごきげんに過ごせる


三つめは子どもの可能性を信じること。
ダメな子どもはいません。
誰もが可能性のあるGiftedだと私は考えています。
問題はやり方が悪いのです。
お母さんも、子どもも誰も悪くありません。
自分たちに合ったやり方をすれば、必ず成果は出ますし、生きやすくなります。
お母さんも自分の人生を明るく、楽しく、元気よく、ごきげんに過ごすことを意識してみてください。
案外、ひきこもりのお母さんに自分を大切にし、ごきげんに過ごせるようにとお伝えすると家族仲が改善し、息子とも会話ができるようになったという声を多数頂きます。
確かにひきこもっている状態は心配でしょう。
しかし、心配し、不安になっても良いことは全くありません。

せっかく家に子どもがいるなら、ごきけんに過ごせるようにして見ませんか?
家族仲が良くなれば、解決の糸口が見えてきます。
就労させるのがゴールではなく、まずは仲良くなりましょう。

大丈夫、子どもは自分らしく、生きる力を持っています。
それをつぶさないようにしてあげて欲しい。
もとひきこもりの息子からのお願いです。

皆さんも幸せになりたいと願っていると思います。

今日からごきげんに、一日一日を大切に、仲良く過ごすことから始めてみませんか?

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