悪さをしない子は悪人になります【書籍紹介】
この記事では、私がタイトル買いした本を紹介していきます。
今回紹介するのは・・・
書籍紹介
悪さをしない子は悪人になります
廣井亮一(著)
タイトル買いした理由
悪さをしないと悪人になるという、矛盾のようなタイトルに衝撃を受け購入しました。
ここが読みどころ
個人的に参考になった個所を抜粋して紹介します。
購入時に参考にしてみてください。
法が制限しているのは「行為」であり、人間の内にひそむ「悪」ではない。悪いことを考えるだけでは罪にならない。P4
「善」と「悪」は対立するものではなく共存するもの。善が、質的、量的、関係的にバランスを崩した時に悪に転じる。P24
虐待を受けた子は、自分を守るために大人の顔色をうかがい、「よい子」を演じる。P31
攻撃とは、意図的になされる加害行為であり観察が可能。攻撃性は、その行為が生じる心理的な過程。P34
幼少期から虐待された子は、親に甘えたり依存したことがないため、激しい愛情欲求を抱いている。家庭内暴力を行う少年などは甘え方が分からなずに攻撃していることがある。P40
虐待を受け、よい子を演じてきた子は、よい子と悪い子が完全に分断され、二重人格のようになっている。P45
子どもやりたいままにさせることが、甘やかすこと。子どもの悪にしっかり関わることが、子どもの甘えを受容すること。P50
犯罪理解の2つの方法。①個人に焦点を当てる、②とりまく環境に焦点を当たる。P89
子ども世代、親世代、祖父母世代がバランス良く機能している家族は子どもも健康。P110
今の家の間取りを書いてもらった後に、新しい家の間取りを書いてもらうと、家庭の課題が見えることがある。P137
博愛と友愛がセラピーに必要。P202
総評
子どもが非行に走ってしまう過程が分かりやすく書かれています。
子どもとの関わり方を再考するきっかけになるでしょう。
子育て中の方には特に学びなる一冊かと思います。
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