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患者さんとの話し合いの進め方

年末はインフルエンザ特集をしてかなり「医学」寄りのお話をしました。

この NOTE では「子ども × 医療(救急・集中治療) × 経営学」 の交差点で価値を発揮できないかなあと思いながらも、あまり経営学寄りのお話しはしてきていません。

医師が 経営学を勉強して意味があるの?とよく聞かれますので、実際にビジネススクールでの学びをどのように活用しているか? などもお話ししていければと思っています。

最近、患者さんと話し合いをすすめるときに、経営学の知識が大変役立っていると感じています。そんなわけで、今日からはすこし、そんな鼻しをっしてみようかと思います。

患者さんと合意するには何が必要なんだろう?

私が勤務している病院では研修医の先生がたくさんいて、そろそろ来年の進路(つまり何科に進むのか?)が決まり、一人の医師として巣立つための最終準備段階になってきています。ER での当直を一緒にさせて頂くと、どんどんたくましくなる研修医の先生方に驚かされます。

患者さんとのお話をお任せする場面も増えてきました。この場面では、医学的な判断を受けて、実際にどうするか?ということを患者さんにお伝えしていくことが必要です。

実際にお任せしてみると、

「なかなかわかってもらえません」
「うまく通じないんですよ、、、」
「いろいろ説明はするんですけど・・・」

と戻ってくることもしばしばです。

実際その説明は医学的には間違っていないというか、説明すべき事項が網羅されていることが多いのです。

説明は間違っていないのに、なぜ患者さんは納得してくれない、あるいは
合意ができないのでしょうか?

皆さんだったらどんなアドバイスをしますか?

患者さんとの話し合いを進めるときに気をつけていること

考えるべきことはたくさんありますが、最近は以下のアドバイスを試しています。

① 何のために話し合いを行うのか?
② 準備は十分だったか?
③ どう見えているか?を意識しているか?

明日以降、少し深掘りしてみましょう。


小児科、小児集中治療室を中心に研修後、現在、救命救急センターに勤務しています。 全てのこども達が安心して暮らせる社会を作るべく、専門性と専門性の交差点で双方の価値を最大化していきます。 小児科専門医/救急科専門医/経営学修士(MBA)/日本DMAT隊員/災害時小児周産期リエゾン