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悩みは、どこへ逃げても付きまとってくる。

元々の知り合いや友人に、最近よくこんなことを言われる。

「いいなあ。好きなサウナを仕事にして、ノンストレスに見える。」

んー。

そんな風に見えるってことは、ポジティブにも捉えられる。
自分の発信やSNSを見てそう思ってもらえるなら、ある意味、うつ病でもそれなりに楽しく生きていけることを証明できているのかもしれない。

現に、楽しいことも多いし、接客業の奥深さや難しさなどを日々感じながら、充実感もある。

だが、反論したくなっている自分も、間違いなく心の中に居る。

好きなこと、趣味を仕事にすること=ノンストレス ではない。

これは、どんな仕事にでも言えるはずだ。

好きなことだけをやって、ノンストレスで仕事をやる。そんなのは幻想でしかなく、単純に好きなことのために嫌いなこともたくさんやらなければならないし、好きなことに付随するもの、例えば人間関係はいくら好きなことをしていても絶対に一筋縄ではいかないし、集客にも苦労するし、、大変なことなんて山ほどある。

みんながやっている仕事と、なんら大差はない。

そんな仕事から逃げる選択肢を取ること、いわゆるキャリアブレイク。
これは僕は経験者だし推奨派なんだけど、1つだけ意識しておくと良いと思ったのは、結局どこに行っても問題は山のようにあるし、悩みは腐るほどある。

うつ病の人には少し厳しい言い方になってしまうかもしれないが、天国なんてこの世にはなくて、大抵の環境は厳しい。社会は本当に厳しい。

ましてや、ハンデを持ちながら組織で労働するのは、本当に過酷。

これはうつ経験者の人は、首を縦に振ってくれると思う。

逃げても逃げても、まるで自分の体の一部かのように、悩みは追いかけてくる。

体調も、周りとの関係性も、事業が上手く行ってるのかも、次から次へと。

それ相応の社会の一員としてやっていく覚悟と、もうこれ相手してもしゃーないなっていうあきらめる力が必要になると思うし、時には冷たく冷徹な判断をしないといけない場面もたくさんあるだろう。

それでも生きていかないといけない。最悪、国のセーフティネットが助けてくれるものの、そこに頼るまでにもがいて生きなければならない。

悩みで絶望しないように鍛錬すること、これを死ぬまで続けるのが、もしかしたら人生なのかもしれない。

サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。