見出し画像

【予言】JTCは不滅だが窓際族は消滅する

JTC(Japanese Traditional Company)は、ひとたび就職してしまえばクビにされるリスクがなく、仕事ができなくても充実した福利厚生、高い給料を享受することができると言われています。
そのことが悪い結果をもたらしていて、会社の蜜だけは吸いまくり、真面目に働かずに高い年収を手にする「Windows2000」(年収2000万円の窓際族)なるビジネスパーソンが一定数存在する事態となっています。
(当たり前ですが窓際族の数以上に優秀なビジネスパーソンがJTCにはいます)

そして「Windows2000」は世間からは羨望の眼差しが向けられています。
「大企業で真面目に働かず、ただ席に座っているだけで年収2000万円をもらえるなんてズルい」
「外資系や中小企業、スタートアップ企業で真面目に働いて生産性を生み出している自分は「Windows2000」よりもはるかに付加価値の高い仕事をしているのになぜ、年収が低い」
という感じに。

確かに何も生み出していない人間が高い年収をもらい、価値のある仕事をしている人が低い年収になるというのは日本企業の「バグ」といえるでしょう。
海外だったら、JTCの「Windows2000」ビジネスパーソンは光の速さでクビになるのは間違いありません。

私は将来的に、JTCという企業群はずっと残り続ける一方、そこで働く窓際族ビジネスパーソンは消滅するのではないかと思っています。
早ければあと5年ぐらい、遅くとも10年から15年ぐらいで、その動きは加速する予感がします。

なぜなら、今は日本でもリストラをする企業が増えていているから。

上記の記事では富士通や日産自動車などが挙げられていますが、今後はもっと増えていくでしょう。
今は日本経済が全体として悪く、企業もそのダメージをもろに食らっています。
大企業もその例外ではなく、それぞれ皆苦しい状況。
経営サイドにいない労働者はあまり危機的な状況を実感できておらず、年功序列で給料が上がり続け、定年まで働くことができると信じて疑わない人が一定数いますが、苦しいものは苦しい。

経営状況が悪くなれば、手段は一つしかありません。
それは労働者のカット。
労働者の賃金のカットではなく、他のコストのカットでもなく、労働者のカット。
人件費というのは数あるコストの中でも負担として大きいものです。
負担をかけて人を雇っているのに、「クビにされないから『Windows2000』俺勝ち組ウェイwwwwwwww」とか言っている労働者とかウザすぎでしょう。
そういう労働者はカットするに尽きます。

上記のようにしてJTCも徐々に企業風土を改め(年功序列ではなく結果を出す人を優遇するようにする)ていき、外資系やベンチャー企業のように優秀な労働者を新卒でも中途でも雇うようになり、生き残っていくでしょう。
そういう意味でJTCは倒産する可能性はほぼない一方で、「windows2000」ビジネスパーソン(もやはビジネスではないが)は消滅する方向に進みます。

JTCの企業風土が変わっていくと、日本社会全体として「ゲームチェンジ」が起きます。
つまり、既に述べましたが無能なのに年収2000万円窓際族と有能なのに満足いく収入を得ることができていない労働者の立場が逆転します。
「ゲームチェンジ」が起きると、中小企業でもスタートアップでもしかるべき結果を出していればしかるべき報酬を手にすることができる一方、JTC窓際族は光速でクビというような事態が起きていきます。
今後はその流れが加速していくでしょう。

今の段階ではJTCの「Windows2000」ビジネスパーソンは「勝ち組」のように思われていますが、まもなく訪れる「ゲームチェンジ」によって非常に弱い立場となっていくでしょう。





この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?