ピープルフライドストーリー (42) シン福袋 (エッセイ)

【作者コメント: 木原官房副長官の問題がテレビで大きく採り上げられるのかどうかが気になる。さて、どうなるか…。 ところで、松川るい氏は自民党の中ではマシな方の議員なのかと思っていたのだが、あんな写真を不用意に出すなんて事をしてガッカリである。おのぼりさん的な行動である。ディズニーランドに行って楽しくなってピースサインの写真をSNSに流してしまう一般人と同じような行為をしている。場合によっては、国民に戦争の為に死ぬ気で頑張って行ってくれ!  と言う立場の側にいるという覚悟のようなものがないから、あんな写真を出すのでは?   文章のみで、エッフェル塔の前やディズニーランドに行って楽しかったと公開するのも議員としてはリスクがあると思うが、自ら写真を公開してしまうのは、やはり『立場の覚悟』のようなものが薄いのではないかと思う。そもそも少子化対策研究の為にあんなにフランス行きの人数が必要かどうか疑問だし、研究の為には10年以上も遅れて行っている気もする。夫婦別姓さえも制度として機能的に出来ていない国で少子化対策がどれだけやれるのか、まあ疑問に思うが…まあでも頑張ってもらうしかない。小生がビックリして目が覚めるような少子化対策に有効な政策案を示してもらいたいものである。それが去年の選挙で自民党に一票を投じた小生の願いでもある………】


……
…………………………第42回
(エッセイ)

        シン福袋

            by 三毛乱

 さて、2023年の夏以降のコロナの動向が気になるが、迎える新年には、かつての様なデパート等での福袋を奪い合う光景が見られるであろうか? 小生は新しい福袋を考えてみた。コミケで有名な晴海や、東京ガールズコレクションが行われた会場などで、大々的に開催してもらいたい。
 会場には多くの大きな統一された袋(紙袋・麻袋・黒いビニール袋でも良い……)が置かれている。独身女性がどんどん参加費を払って一人一個の袋を選んで手に入れる。そして合図とともに女性全員一斉にその袋を開ける。袋の中からは独身男性が出てくる。男性達も参加費を払って袋の中に入っていたのである。一目で気に入った女性と男性はちょっと恥ずかしそうな顔をしたりする。だが、次のような言葉が聞こえて来たりもする。
「誰かーッ! 交換してーツ! 頭がバーコードだったりハゲている人は私駄目なのッ! 誰かーッお願いッ!」
「いいわよ、私ハゲでも何でも平気よ。お金を持っているかどうかが1番重要だから私はネッ」
 などと会話がなされて、男性は交換され、さらに何か気に入らなければ男性はどんどん交換されられてゆく。カップルが成立💑すると次々と会場から出ていく。会場から出てすぐに「やっぱりフィーリングが合いそうもない…」とか言って女性が男性を振るケースもあったりするのだが……。
 ともかくシン福袋はどこも盛況で盛り上げる。そして確実にカップルになる数が増えていくのだ。
 …以上の様なシン福袋と名付けたマッチング活動を、自治体は積極的にやってもらいたい。これこそが、異次元の少子化対策として現政府が唱えているものに、実に異次元という言葉に沿っていると思うのだがいかがだろうか?
 まあ、小生の考えにいろんなアレンジを効かせてやってもらえれば良い。えっ? コンプライアンス的に難しそうな感じがしないかって…? そもそもこんな考えはちょっとズレているんじゃないのかって…?
 ……などと思う人もいるかも知れないが、安心して下さい、エッフェル塔の前でのピースサインの写真を公に出す議員よりはズレてない感性だと思っているのだが……。
 まあいい。夏の暑さにやられておかしくなって脳内がバカボンのパパになった事にして、今回のエッセイはこれにて終わりとした~い。うん、これでいいのだ。

               
                終 

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