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ウクライナにバレエ留学中の

娘と同じ時期に留学している、ウクライナにバレエ留学中の子は2月の始めには帰国していると聞き安堵した。
また、ロシアの学校に留学中の子は、今、一時的にドイツに滞在しているらしい。
この後の状況によってロシアに戻るか日本に帰国するのか、とのこと。

もともと娘は高1で留学したかったのだが、中学3年でコロナ禍となり、留学の足掛かりと考えていたコンクールが中止になったりして、あれこれとチャレンジすることができず、直接ドイツの学校にオファーしてオーディションを受けた。
4校受けてなんとか2校ひっかかっての留学だった。
コロナ禍でなければ当初は志望していない学校だった。

が、コロナ禍がいつまでつづくかわからないし、経済的にも日本の私立高校に通いながらバレエのコンクールを受け続ける余裕はなかった。
バレエ学校に留学するなら15〜16歳くらいが比較的合格しやすい印象で、年齢的にもどんどん合格は難しくなるだろう。バレエ留学できる年齢は限られているのだ。
なので、まずは第一希望校ではなくても、とりあえず受け入れてくれる学校に留学してバレエ中心の生活をし、現地で志望校にチャレンジする方が経済的にも身体的にもゆとりがもてるだろうと考えて、このタイミングとチャンスを逃すものかと留学を決めた。

年末は隔離期間もあるし、渡航して3ヶ月なので節約のためにも帰国は断念した。

まだ16歳の娘が一人で年越し。

心配だけど、それでも大好きなことを思い切り学べることは喜ばしいことと思っていた。コロナも心配だけど、今のところ無事だ。ワクチン3回目も無事に摂取したし、学校もちゃんと感染対策をしてくれている。
なにより今の時代、毎日でもオンラインで顔を見て通話もできる。

が、戦争は想定外。

ここ数日、気が気じゃない。どうか早く終わってと、これ以上戦禍が広がりませんようにと祈ることしかできない。

バレエ留学してる子って、恵まれた家庭の子で、温室育ちのお嬢様やお坊っちゃまなイメージがあるかもしれないが、決してそれだけではない。無理して送り出している家庭も多い。そして本人はものすごく努力を積み重ねてる子ばかり。日本では特に、本気バレエと学校との両立って本当に大変。

やっとの思いでバレエに集中できる環境を得たのに戦争で頓挫するのはみていられない。

今、留学している子は、コロナ禍でもそのまま海外で続けることを決めた子たちだ。

どうか無事で。

これ以上、今の若者たちの日常が、未来が脅かされませんように。



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