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愛する人にしか本音が話せない人達

息子が家出をして、元旦那と住んで約1ヶ月が経とうとしている。

私との喧嘩が原因で、家出をした息子は、元旦那に喧嘩の内容も理由も話さず、ただ、居候をしている状態で、

息子のおじいちゃんとおばあちゃんである、元旦那の両親も、詳しいことは知らないらしい・・・。

家出の原因は、私が息子の携帯やゲームの使用時間を規制したことなのですが、

1ヶ月が経ち、喧嘩したことをすっかり忘れた息子は、たまに、家に帰ってきては、私と少し話して、また元旦那の実家に帰るという、なんとも言えない状態を繰り返していた。

LINEをしても、返信がない、でも、私に怒っているわけではない、中途半端な状態が続き、

ついに昨日、息子の高校の制服の採寸をしに、高校へと共に行くことになり、私と息子は久しぶりに、2人で1日中、出かけ、行動を共にすることになった。

同じ仲良型の私たちは、喧嘩してもまるで何もなかったかのように、笑顔ですぐに、わだかまりをなくすことができます。

息子は、私のことが嫌いで、家出したわけではないことをよく理解していたので、帰ってこない理由があるのだと思い、

一緒に高校まで行く道中、ランチしたり、帰り道に寄り道して、少しづつ、本心を聞き出そうと思っていた。

個人的な話ではなく、息子の好きな話を散々した後、私に心を許した状態の息子から

「今でも妹とお母さんのスマホの使用時間って19時までってルール守ってる?」

と聞いてきたので、私はすかさず

「一応、そういうルールはあるけど、個々に守っている感じで、絶対的なルールじゃないよ。だから、いつでも帰っておいで」

と伝えることができました。

もう、これで帰ってきてくれる!と、ウキウキする心を隠しながら、話す私に、息子は

「今、おばあちゃんのお鍋が美味しくて冬の間は食べたいのと、WOWOWでポケモンが見たいから、もうちょっといたら、帰るわ」

と、もう少し、元旦那の実家にいるけど、高校に行く春までには帰ってくると言ってくれました。

息子は、周りのことなんて、全く考えない、完全に自己中な子です。

でも、それが、一本筋が通っているわがままさなので、ある意味、私のように、言いたいことを言えないタイプの人間より、嘘がなくて、さっぱりしている性格だって感じます。

それとは反対に、私の元旦那は、なぜ、家出した息子に理由すら、聞かないのか。

家に帰ってくると、娘が元旦那と一緒に出かけてきたようで、たくさんお菓子や好きなものを買ってきていました。

息子にバレンタインのチョコを渡すために、家まで来てもらっていたため、娘は、家にいる息子を見て

「お兄ちゃん、帰ってくるの?」

と直球で、家にいる息子に問いかけます。

すると、息子は、

「今、すぐには帰らないけど、来月くらいに帰ってくるよ」と娘に伝えたのですが、

それに対して、娘が、

「お父さんが、LINEで、私にお兄ちゃん、なんで帰らないのか、わからんって、いっぱい送ってくるんだけど」

と困った顔で、いうのです。

どうも、元旦那は、今回の件で、息子が家に帰ると思っていたようで、私にも息子にも理由が聞けないことで、モヤモヤしていて、それを娘に問いただしていたようなのです。

その時、私の中に、ある疑問が湧いてきました。

なんで、私に直接、聞いてこないんだろう・・・。

いや、そういえば、離婚してから、私にLINEで入れてくるのは、業務連絡のようなものばかりで、最近はそれさえも、できれば避けているように見える。

別れたと言っても、結婚生活14年も一緒に続けてきた家族で、今まで、トラブルに巻き込まれたら、すぐに私をせめてきた旦那が、

自分のマイペースな生活を壊す息子という、迷惑をかける存在が、舞い込んできて、何も、私を責めない上に、家にそのまま、滞在させるって、なぜ?

その時、私の中で、あらゆる出来事が紐付き、その上で、

本当に私は、元旦那の愛を失ったのだということを理解したのです。

本日は、愛している人じゃないと本当の自分を出せない人達というテーマで、元旦那の話をしていこうと思います。

結婚した時の違和感

私の両親は、言いたいことを言いまくる両親でした。

気分の浮き沈みの激しい仲良型の父の元に生まれ、愛する人の全てを受け入れようと父を甘やかす真実型の母の元で、生まれ育ったため、まるで1日が戦争のような家に住んでいました。

感情を表に出すからこそ、傷つけあったりすることもあったけど、私の実家はとても賑やかだったし、みんな、言いたいことを言って、本心をぶつけ合う、嘘のない世界にいたように思います。

だからこそ、激しい感情に襲われることもあったのですが、それとは反対に、元旦那の実家は、言いたいことの種類が違う家に見えて、

結婚当初、私は自分の家庭との違いに、ギャップを感じ、違和感を感じたのです。

特に嫌だったのは、食事の時です。

食卓に義母の料理が並ぶと、義父が料理の味の評論をするのです。

「今日のは、醤油が多いな」

「今日のは甘くないか」

そういう義父に、元旦那まで一緒になって、義母の料理の文句を言うこの親子に、私はおろおろして、

「お義母さんの料理は美味しいですよ」と、慌てて褒めていたのを覚えています。

でも、義母は、それが日常なのか、全く気にしていないようで、毎回、レシピどうりに作れと義父と元旦那が責めるのを無視して、目分量で、料理をする。

私の父は、砂糖と醤油でしか料理しない、決して美味しい料理ではない母のご飯を食べて

「いつもけいこちゃんの料理は美味しいな」と褒めまくる父だったので、味的には全然、母より美味しい義母の料理に、まるで評論家のように指摘する義父に

なんて冷たい人なんだろうと、心の奥底で思う自分がいました。

でも、私には、嫌なことは一切、言わないのです。

冷え性がひどく、暖房がないと生きられない時期に、旦那の実家の床暖を最大にしたのは私なのに

「誰がこんなに暑くしたのかな?」と私だとわかっていても、間接的な言葉でしか言わない義父。

気を遣っているのか、それとも言えないのか。

私は、この義父の言動が、私の夫に大きな影響を与えていることを、本当の意味で知ることとなるのです。

娘へのラインの内容に本心が隠れている

本心を言わないという家族に育てられた元旦那は、反対に私の気を使いすぎる面を、結婚生活で、不思議に思っていました。

私が自分の実家に誘われ、それを断る理由を考えていると

「なんで君は、行かないって言わないの?そこに理由っている?」

と、断る理由を探す私のことを不思議な顔で、問いただしていました。

「うちは、断る理由がないと、強制的に行かないと、いけない家だから」というと、

「はっきり君が行かないって言わないからそうなるんだ」と、私の中途半端な態度が、悪いと言ってくることがあったのです。

私の家族も大抵、極端で異常な家族だけど、何も理由を聞かないで、了承するあなたの家族も異常だよ?と思わずにはいられませんでした。

仲良型の私は、何も理由を聞かないって、何も関心がないことにつながると、そこに寂しさを感じるタイプだからです。

私は、息子に理由も聞かず、ただ自然に息子が帰るのを待って、滞在させる元旦那家族の気持ちが理解できない上に、

仲良型であることで、悩みはなんでも相談するべし!みたいな感覚を、持っているからこそ、自由型の主人の「理由を聞かない」と言う部分がわからないのだと思います。

でも、アロマ心理学4つの人格で、私の仲良型と自由型は、対極線の法則によって、真逆の考えを持っている。

もしかして、この、理由を聞かないことが、最大の愛情表現であり、そして、それは、裏を返せば、本気で心を開く相手にだけしか、本音を言わないという、自由型の人格を表しているのではないかと考えたのです。

本音を言わないのではなく言えない

主人は、私に逐一、あれがダメ、これがダメとダメ出しばかりをする人でした。

私は、そんな主人のことを、わかりやすく性格の悪い人だと思っていたのです。

結婚していた時は、とにかく強気で、自分が一番正しいと、私に正論を叩きつける自信満々の人でした。

私は、口では絶対に負けてしまうって思っていたし、その上で、彼の意見は、社会的に見て、とても常識的で、モラルに沿った意見でした。

でも、離婚して、彼は、私に全く意見を言わなくなりました。

子供の進路のこととかも、離婚直後に一度だけ、話したことがあったのですが、それ以来、彼が私を避ける態度をあまりにも示すことが辛くて、相談することがどんどん減っていったのです。

それにしても、息子が家出をした原因が、私なのにも関わらず、息子から理由を聞き出さず、私を責めてこないなんて、過去の彼の言動からするとおかしい!

と、疑問に思っていたのですが、この件で、彼の自由型の人の行動の理由が、はっきりした。

彼がなぜ、離婚した私に何も言わないのか。

それは、彼が私をもう、愛するのをやめたからなのです。

彼はよく、結婚生活で、こう言っていました。

「僕は関心がある人のことしか言わない。君以上に関心のある女性はこの世に存在しない」

「僕が、こんなに君に関心があるのに、君は全くわかっていないんだね」

トイレットペーパーを買い忘れる私に、小言を言う旦那。

醤油を買いに行ったのに、買い忘れる私に小言を言う旦那。

自分のことばかりに無我夢中で、家族を蔑ろにして、仕事をして、旦那を見ていない私に小言を言う旦那。

彼の愛は、愛を受け止めてくれる人がいて、初めて表現できるものであり

愛情は信頼とイコールであるからこそ、愛している人にしか、本音を言わない。

つまり、彼は、結婚していた段階では、私に自分の愛を受け止めてもらえるという信頼のもと、強く意見を押し付けることができていたのです。

でも、離婚したことで、私を愛するのをやめた、信頼するのをやめたから、どれだけモラルに反していても、私に意見を言うのをやめてしまったと言うことに気がついてしまったのです。

だから、彼は、私の存在を心の中で、拒絶し、いない人にしようとしている。

本音を話さないって、そう言うことだったのだ。

それが理解できた時、私の心の中にいる「いつまでも泣いている私」が、姿を表したのです。

彼は私を愛していた

結婚する時、私のお腹には赤ちゃんがいた。

結婚したと同時に、私のご飯がまずいと言った彼に、耐えきれず、家出をした私は、そこから脳を騙し、彼との結婚生活を保つために、彼を好きでいる努力をしてきた。

私のような仲良型の愛情表現は、想いを言葉にしてぶつけることです。

愛している人と仲良くするのが愛だと思っているからこそ、

彼が、恋愛ドラマが好きじゃないと言うなら、観ないようにするし、ハリーポッターが好きだって言うから、興味なくても、話が合うように、彼に染まり、ハリーポッターだって好きになる。

彼と違う『私』を犠牲にして、彼に合わせ、彼のことを好きでいる。

それが仲良型の愛情表現なのです。

でも、そこには、自己愛が不足している。

つまり、自分を犠牲にして、相手に合わせることで、相手と仲良くしたとしても、それは長くは続かないものなのです。

私は、自分の言霊で彼を愛していると、脳を思い込ませ、彼に自ら染まり、14年間、自分の気持ちを押し殺し、愛情を持続させようとしていたことに気がつきました。

心の中で泣いている私は、常に、こう言います。

こんなに自分を犠牲にして、あなたを愛してきたのに、私はあなたに愛されてなかった!それがとても辛いの・・。

でも、違う。彼はずっと、私に対して、愛を向けていた。

その行動は、不器用で、伝わりにくいものだけど、

彼の心の中には、常に、私が一番大きな存在としてあったからこそ、関心を向けすぎて、つい、強くダメ出しをしてしまう。

まるで好きな子をいじめる小学生のような扱いをしてしまっていただけなのだと言うことに、今回の件で、気がついてしまったのです。

たった10ヶ月でふっきれるほど、14年間は短くない

私は、愛情を表に表現する自分が正しいと、自分の常識を彼に押し付けていたことに離婚して、気がついてしまいました。

でも、私たちは離婚してしまった・・。

だから、もう、お互い愛するのをやめないといけない。

そう、私の14年間は、彼を想う愛の結晶でした。

彼と仲良くしたくて、彼に染まり、彼を好きでいる努力をした14年間。

離婚したからって言って、そんなにすぐに、なかったことにはできない。

でも、意識の私は、彼のことをどうでもいいと突っぱねて、そんな事実を見ようともしない。

無理して他の人を好きになろうとする。

でも、それには無理がある

友達と恋バナをしても、いつも彼のことを思い出し、彼にしてもらった過去で、埋め尽くしてしまう。

私の心はまだ、彼に囚われている状態なのです。

では、彼はどうなのでしょうか。

うまく、私を愛するのをやめれたのでしょうか。

娘が、パパに会うといつも思うこと

「ちょっと痩せすぎなんじゃない?」

息子が父親に思うこと

「お父さんは食べなさすぎ」

あれだけ結婚していた時、痩せようとしても痩せなかった体重が、今は、15キロ以上も痩せ、毎晩、お酒の量が多くなっている・・。

彼は、もしかすると、離婚して、誰も愛することができず、誰にも本音が言えないで苦しんでいるのではないだろうか。

恋ができないのは仕方ないこと

よく、女は新しい恋をすると、昔の彼を忘れるって言うけど。

本当にそうなのでしょうか。

私は、すぐに彼氏を作って、付き合ってみたけど、全然、ダメでしたよ。

私の中に、彼を愛した私がいるから、その子が泣くから、泣いている間は、やっぱり恋ができないことに、早く気がついてあげないといけなかったのです。

私は、無理をしていた。

彼に愛されない、心の中で泣いてる私を、早く慰めたくて、恋をしようとしていた。

でも、やっぱり無理。

自分を殺して、彼のために、生きた14年間を、そんなに簡単に、消せるわけがない・・。

だから、もう、無理をしない。

準備ができるまで、私は、全力で、恋から逃げる・・。

私たちの間には、確かに愛が存在していたし、その愛は、不器用で、決して、他の人にはわかってもらえないものだけど

それでも、その愛があったことで、心の中の泣いている私は、泣くのをやめて、前を向いて生きることができる。

愛することが傷つけあうことなら、誰かと愛し合うことは、もうできない。

それがわかったから、彼は、娘に

「もう、誰も愛さないよ」って言ったんじゃないか。

ガリガリに痩せて、本音を言わなくなった彼は、私を愛したことで、同じように苦しみ、そこから全力で逃げているのではないか。

愛することって、苦しくて、辛くて、悲しくて、痛い・・・。

私の心の中のもう1人の私は、それが怖くて、誰かを愛せないのかもしれない。

でも、今はそれでいい。

すぐに誰かを愛せなくていい。

全力で逃げて、このまま一生、誰かを愛せないとしても、私は、彼と愛し合えたと思えたことだけで、過去の泣いていた私を慰めることができるとそう思えたのです。

元旦那が私に本音を言わなくなったことで、

悲しいかな・・・。

愛されていたことが理解できたというお話でした。

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