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私がnoteを書く理由:自分を守るため

noteを書いていると、なぜかスッキリしてくる。最近、ある記事の影響を受けて「謎のスッキリ感」の正体がわかった。


なぜ、noteを書くのか?

私はなぜnoteを書くのか。初めはサブのブログ感覚だった。しかし、最近はWordPressで運営するブログよりも更新頻度が高い。

ブログは検索流入を期待している。実際、訪問者の95%は検索流入。ブログでは検索需要のないネタは記事にしづらいのだ。

一方、noteはnoteの中で読んでもらえる。ブログのように需要を気にせず「書きたいこと」をそのまま書ける。

noteでは、書きたいことを素直に書ける

これはひとつの答えに思える。ただ、もう少し深掘りたい。自分が「書く」という行為を通じて発信している理由を知りたい。

書いて、どうしたい?

noteでは書きたいことを素直に書ける。でも、なぜそこまでして「書きたい」のだろうか。なぜ書いた文章を公開するのか

私は「皆さんにお伝えしたいナニカ」があるわけではない。共感を求めているわけでもない。もちろん「スキ」や「コメント」をもらうと嬉しい。

しかし、noteを書く原動力は「コレを書きたい」という自らの欲望だ。書きたいことを書けたら、あとは「ご自由にお読みください」くらいの気持ちで公開している。

  • なぜ、そこまでして「書きたい」のか

  • なぜ、書いた文章を公開するのか

自力では答えに詰まった。
正直言うと、考えたこともなかった。ある記事を読むまでは。

影響を受けた記事

ある記事とは『僕がいちいち自分の経験や思考を言語化している理由』というブログ記事。

投稿者「ずずひら」さんは、社会に流されて自分を見失うことのないように自分の考えを言語化して発信しているそうだ

僕はそういう弱い奴なので、仕方なく言論で武装して内発的な自己を守っている。

すずひらのブログ『僕がいちいち自分の経験や思考を言語化している理由

記事の最後でこのように結論していた。「そういう弱い奴」とは、よく言えば「真面目で従順な人」悪く言えば「社会に流されやすい人」と解釈できる。

自分を守るべく発信する

「言論で武装して自分を守る」という主張に深く共感した。私がこうして文章を書くのも、社会の波から自分を守るためかもしれない。この点を踏まえて、先の二つの疑問に答えてみる。

① なぜ、書きたいのか
→「自分の価値観」を育てたいから

社会には多種多様な価値観がある。特にインターネットのおかげで、あらゆる価値観に触れられるようになった。新たな価値観に触れるのは素晴らしいこと。

しかし、それらの価値観を無批判に受け入れたくはない。一度「自分の価値観」と照らし合わせてから、取り入れるべきか否かを判断したい。社会に流されないためには「自分の価値観」が必須になる。

私は書くことを通じて「自分の価値観」を育てている。「言葉」にして初めて自分の考えに気づくことができる。実際、今も書きながら自分の考えが整理されていく感覚がある。これが気持ちいいし、自分なりの価値観を持てた安心感がある。

② なぜ、公開するのか
→ 公開する理由は次の2点

1点目は、公開した方が正確に書こうと努めるから。「読まれるかもしれない」と意識するだけで、気が引き締まる。

非公開だと、その時の自分にしか分かり得ない言葉でも書けてしまう。「前提となっている考え」を「既知の事実」として触れずに書くこともできてしまう。あとから読み返した時に、よくわからない文章になる確率が高い。

2点目は、自分の考えを目に見える形で残しておきたいから。私にとってのnoteは「備忘録」とも言える。

私は過去の投稿を定期的に読み返す。そのたびに「こいつ、わかってんなぁ〜!」と共感する(自分なので当然)。もちろん、共感しないときもある。それもまた、自分の価値観が変わったことを認知できる機会となる。

自分の価値観を持って社会と接する

私は常に「自分に固有の価値観」を持って社会と接していたい。しかし、自分の価値観に固執すると偏見が強まり、視野を狭くするデメリットもある。柔軟性が重要ということになる。

自分の価値観は、自分にとっては正しいが、他者にとってはその限りでないことも忘れてはならない。価値観の違いを面白がるくらいがちょうど良い。

あとがき

「スキ」を貰えた時は嬉しいし、承認欲求が満たされる感じがする。一方、「スキ」を狙うと社会に迎合しかねない。私は社会に流されぬよう文章を書いている。この点を心に留めておきたい。今後も「自分の価値観」を確立するためだけに拙文を書き続ける。

今回は「書くこと」に着眼したが「読むこと」も大好き。読むことは、まさに価値観の違いを知る機会になる。書く時は、自分の価値観を組み立てる感覚。読む時は、自分の価値観を分解して新たなパーツを取り入れる感覚になる。

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