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描いた未来はきっと胸の中に

今年ももう半年が経った。早かったとは思わない。でも、長かったとも思わない。今年は特にジェットコースターのような、月によって異なる時間軸で生きていたような、そんな気がする。


今年の仕事始めの前日、最後の正月休みの日に、ベッドの上でうずくまっていた。ああ、明日からか。そう頭によぎっただけ。ただ、それだけなのに、勝手に涙が溢れ出た。
「そんなに嫌なの?仕事」と母親の心配そうな声が聞こえた。嫌だよ。悪夢のような日々がまた始まるんだから。嫌だ。嫌に決まっている。けれども、嫌だという感情が湧き上がる前に勝手に涙が出てきて、止められなくて。思考と身体と心がちぐはぐで、なんだか自分が自分じゃないみたいだった。

その日の3日前に行った初詣では、この生活を変えて少しでも幸せに近づきたいと確かに願った。もちろん転職をすることは頭にあった。けれども、まだ先の話だと思っていたから、具体的に願いには込めなかった。
でも違った。違ったんだね、と震える体を自分で抱きしめる。手に落ちた水滴に、濡れるシーツを見て、初めて、心に刻み続けていた傷の深さと自分の限界を知った。


1月は会社の様子を見て、2月頭に腹を決め、2月の終わりに上司に気持ちを伝え、3月は最後の日を指折り数えてそのまま2社目を終えた。4月は次の未来を見つめて活動し、5月は自分を取り戻すようにゆっくりと過ごした。自分の頭では、こうなることは予想していなかった。怒涛のような日々だった。

さてこの6月はどんな月になるだろう。あの日手を合わせた願いの先に、どんな未来が待っているのだろう。1日1日を大切に、自分と向き合い歩いていきたい。

いつもたくさんありがとうございますっ!