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ほんとうはね、私の庭には [詩~エッセイ]


ほんとうはね
今頃の季節には
きれいなお花が
咲くはずだったの

なんにも
しなかったら
花が咲くはずないのに
なんで咲かないのかなって

庭があっても
種を撒かなければ
なにも咲かないのは
当たり前のことなのにね

せっかく庭をお持ちなのに
もったいないことをしましたね
もっと前から種を撒いて
おくべきでしたね

私はあなたの庭に咲く
きれいな花を見るのを
楽しみにしていました
もっと早く撒かなくては

今年私は
春に咲くはずの花を
見ることが出来ないんですね
とても残念です

たしかあなたのお宅にも
お庭がありましたよね
私の記憶がたしかならば

私が撒かなくても
あなたのお庭が
ありますから

私の庭のことを
おっしゃる前に
ご自身の庭に
お花を咲かせたら
どうでしょう?

そんなことより
私が今年
お花を見ることが
出来ないことから
悲しい気持ちなのです


私にあれこれ言う前に
ご自身の庭に
花を咲かせることを
お考えになったら
どうでしょう?



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おはようございます

なんの肩書きもないから
妄想哲学者という
なんの意味もなさない
枕言葉を添えて名乗っている
山根あきらです

自分の庭になにも
花が咲かないときは
自分の庭に
種をまく

他人の庭に
花が咲かないことを
嘆くくらいなら
せめて自分の庭に
種をまけば良いでしょう

他人の庭に
口出しをするくらいなら
自分の庭に種をまいたら
人の庭のことを
あれこれ言うことは
時間の無駄以外の
何物でもない


なにかをやろうと
する人に対して
批判を加えることは
ある意味  たやすいこと

幸せは自分で作り上げる
人の庭を批評する前に
荒廃した自分の庭の
手入れをしたら
どうだろう



ほんとはね




っていう話。



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