長年育てているコーヒーの木が花を咲かせました。

真っ白な蕾が日に日に大きく膨らんでいく様子を毎日ドキドキしながら見つめて、コーヒーの仕事をしていた頃、初めて生産地に行き農園いっぱいに咲き誇る花を見てはしゃいだ日を思い出していました。

うちで育てている品種は、アラビカ種カスティージョ亜種とローリナ種。今回花が咲いたのは、アラビカ種カスティージョ亜種です。

カスティージョはさび病に強い品種で、コロンビアのコーヒー研究所、Cenicafé（セニカフェ）の品種改良によって開発されました。

品種によって、香りは若干違うようですが、やっぱりジャスミンの様な甘酸っぱい香り。少しだけ沈丁花にも似てるかな。

5弁の白い花びら。まるで妖精の様です。

香りも届けられたらいいのに。

1つの花は3日で散ってしまう儚さ。

でも開花の期間は長いので、まだ小さい蕾はこれからです。