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知っているだけでTOEIC点数UP!パート別攻略法

「TOEICでなかなか点数が上がらない」「明日のTOEICに備え、直前に要点だけを確認しておきたい」。そんなときに知っておくと点数アップにつながるテクニックをお知らせします。

知って得するTOEIC攻略法!

TOEICは、1~4のリスニングパートと、5~7のリーディングパートに分かれていて、問題数が多いため限られた時間の中で効率よく解いていくことが求められます。そのため基礎的な英語力だけじゃなく、テクニックも必要。

こういうと「英語がしっかりできればテクニックなんて使う必要ない」という人もいますが、TOEICでハイスコアを狙う人は就職、転職、昇進試験など、限られた時間の中で次へのステップとして点数が必要という場合も多いです。できるだけ短時間で結果を出すためにもテクニックは知っておくに越したことはありません。

解法テクニックについて、とても分かりやすく図解してくれたツイートがあるのでご紹介します。図解してくれたのは、外資系エンジニアに役立つ情報、なかでもTOEICに特化した情報をツイートしている「のりお」さん。

のりおさんが図解しているものの中からいくつか詳細についてお知らせします。ちなみに私が解法テクニックを聞いたのは、TOEIC専門スクールCOREDAKEです。

【パート1】単語を頭の中に思い浮かべておく

パート1では、写真を見て状況に合う文章を聞き取り、1つを選びます。ここで大切なことは、写真をみた瞬間に「desk(机)」「cabinet(キャビネット)」「path(小路)」「pedestrian crossing(横断歩道)」など、頭の中に思い浮かべておくこと。できれば、だれが何をしているのかまで考えられたらベストです。

【パート2】似ている発音+文頭に注意

のりおさんは、ここでは音声のひっかけに注意するように伝えています。たとえば「Curb(縁石)」と「Curve(カーブ)」、「Writing(書く)」と「riding(乗車)」など。疑似音声は不正解となることが多いので注意しましょう。またパート2は、聞き逃してしまったら諦めて次の問題に行くことが大切。考えているうちにどんどん問題が読まれて正解率が下がります。

私がCOREDAKEで習ったのは、パート2では文頭の疑問形に注目すること。

How……提案「~するのはどうですか?」
Would……選択疑問文「~しますか? あとでしますか?」
Can……依頼「~できますか?」
Should……yes,no「すればいいですか?」
Where……場所「どこで~」
How will I know~……WH+関節疑問文「どうやってわかりますか?」
Didn't you~……否定疑問文「~してなかったよね?」
~,isn't it?……付加疑問文「~だよね?」

【パート3、4】「誰から何を聞くか」がコツ!

パート3では、2人が会話をしている、または留守電のメッセージを聞き、会話から、回答用紙にある選択肢から正解文を導きだすというものです。
ここはリスニングパートですが、私からするとリーディングでもあると感じます。なぜなら最低限の文章が読めないと、会話が聞き取れても解答文の意味がわからず不正解になるので。私がパート3でつまずく理由はまさにここです。

ここでは、問題を先読みすることが正解率を上げるコツです。テストの問題には、問題となる会話文は音声で一斉に読み上げられるものの、質問とその回答の選択肢はすでに書かれています。そのため音声が読み上げられる前に質問文に目を通し、「これは何について聞いているのか」に着目すること。働いている場所なのか、誰が何をしたかを聞いているのか、「~といった意図はなんですか?」と聞いているのか。これについては、先読み基礎トレ対策として、次のことを考えるのがおすすめ。

森問題……質問全体を聞いて回答
木問題……誰から何を聞くか
意図問題……~といった意図はなんですか?
グラフ問題……グラフと音声の内容を照合させながら読む

COREDAKE

これを知っているだけでも問題の効き方が変わってきます。ただやはりパート3、パート4に関しては、練習量が必要なのでひたすらトレーニングすることが大切です。

実は、ほかではあまりやっていない学習法なんじゃないかと思いますが、パート3、4に関しては文節ごとに区切って読む「チャンクリーディング」の練習が重要。というのも、私もパート3、4の音声を聞いていて、前半はわかるものの後半の話がより細かくなってくる部分で意味が取りにくくなってくるからです。前半に意識が集中しすぎるあまり、後半を聞き逃すこともあり、音声をしっかり聞けていないから理解が遅くなるのだと思います。
ここを改善するためには、1文ずつしっかり理解して読むこと。そのためにチャンクリーディングが必要となるのです。

逆にいえば、これまで単語ごとで意味を理解していたのが、文節ごとに意味が理解できるようになれば、英語を聞くスピードがあがり理解度もあがります。ついでにいうと、会話をするときもいちいち前置詞などに気をつかわなくてもサラっと言えるようになるので、スピーキング向上にもつながります。

チャンクについての詳しい解説はこちら。

【パート5】接尾語と五文型に注目

リーディングパートとなるパート5は、適切な品詞の形を選んだり、適切な語彙を選ぶ問題です。ここでは、接尾辞やSVOCなどの文法の用法に注目してひたすら記憶することが大切。たとえば「ly」がつく単語は副詞、「tion」がついたら名詞など。SVOCの五文型については、はむさんをフォローしておくと理解力がアップします!
パート5で文法の基礎トレをやっておくと、パート6、7が少しずつ読めるようになってきます。

ちなみに、パート5の品詞を問う問題は全部読まなくてもOK。たとえば「have to」(~しなければいけない)という形が来たら、「後に続くのは動詞の原形」という感じで、文章の一部分だけ見ればわかる問題もあります。そこはサクサク解いて次に進みます。

【パート6】誰がなんの目的で書いたものかを考える

パート6は、ある程度長い文章を読みながら文法問題などにこたえていく必要があります。ここで重要なのは、「誰がなんのために書いた文章なのか」をしっかりと理解すること。たとえば、新聞や雑誌だったら新聞記者が読者のために書いたものとなります。Eメールであれば、差出人を見て、あて先を見て、なんの目的で書かれたものかを確認するだけで、本文の意味理解がしやすくなります。そのためヘッダーやフッダー、件名などをすべてチェックすることが大事。

もう1つは、接続詞や福祉に注目すること。前後の話の内容は対比しているのか、追加しているのか。空欄補充問題では、前後で何の話をしているかを言語化する。消去法で消せるものは消す。選択肢や本文の「this」などの指示語に注目し、内容を確認する。

【パート7】回答しやすいパターンを知り最初に解く

複数の長文読解問題をやらなければいけないため、時間がないと感じる人も多いのではないでしょうか。ここでは、自分の得意な問題形式を知っておき、まずはそこから読むことをおすすめします。たとえば2、3人の人がチャットをしている文章は、比較的文章量が少なく、意味も理解しやすいものが多いです。
パート7は、文法力もですが語彙力も求められます。1文の中にわからない単語があったら適当にカタカナ読みして、わかる範囲で意味をつかむことで全体の意味理解につながります。
また「Accoding to~」という問題には、その中に必ず答えがあるため、しっかりと読みましょう。

TOEICやるなら公式問題集!

TOEIC学習やるのにさまざな参考書が出ていますが、あれこれ買ってやっても中途半端になります。そのため1冊に絞ってそれを繰り返しやったほうがいいです。私がTOEIC専門コーチングスクール「COREDAKE」で使っていたのは、TOEIC公式問題集。この本、「ここまで解説していいの!?」といううらい、丁寧に解法テクニックなどについても書いています。

また、問題の答えと回答、その日本語訳はもちろんのこと、文法的な解説も。実はコレダケを受講する前に一度自分で公式問題集を買ったことがありますが、その時は問題の多さにビビり、5秒で閉じでメルカリで売りました(笑)。コレダケを受講するにあたり、再度開かなければいけなくなったため、買い直したのですが、やってみるとかなりわかりやすい。参考書アレルギーが克服されて、今では公式問題集のみでやっています。

大事なのは、問題を解くことと同時に音読すること。これについては、私が「耳学」タイプだからかもしれませんが。体験型重視の人は、フィリピン留学などでTOEICが学べるところを探し、現地の先生と一緒にやるのがいいかもしれません。

スコアアップに直結!試験対策よりも大切なことは?

以前書いた内容ですが、こちらもよかったら一緒に読んでおくと、さらに点数がアップするかも!?




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