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昔から日本人はSDGsだった:何を今さら

=昔から日本人はSDGsだった:何を今さら=

400年前、徳川家康は江戸幕府をつくり、日本を平定しました。
ここからのちに江戸時代と呼ばれる持続可能でエコな社会、
そしてジェンダーな社会が誕生したのです。
女性の価値は高く、尊重されていました。

江戸の街並みは当時の世界のどこよりも綺麗でした。
上水道は完備され、糞尿はリサイクルされて売られていました。
そのことを僕が授業にしたのがこちらです。


欧州ではお城の窓から糞尿を捨てていました。
街は汚れ、セーヌ川は臭かったのです。
上から降ってくる糞尿を避けるためにマントが生まれ
道のうんこを避けるためにハイヒールが生まれました。
こんな衛生状態だったのでペストが流行しました。

「捨てる」「処理する」「循環させる」と
いうことは日本ではとうの昔からやっていたのです。

生ゴミは肥料にしましたし、衣服はほどいて紡いだり、
雑巾に使ったり前掛けにしたり、リユースしていました。
犬や猫には残り物をあげて食品ロスが出ないようにしていました。
木は間伐材を伐採し、薪にして暖をとり、炭は完全燃焼させて
灰にして土に混ぜ、肥料にしていました。

ところが明治、大正、昭和、特に戦後は
公害が広まり、水俣病や四日市ぜんそくなど、大きな問題となり
工場の排煙は炭素除去装置がつきました。
その後、工場の公害問題が収まると自動車の排出ガスが
スモッグ、特に光化学スモッグという公害をもたらしました。

日本人はすぐに対応し排出ガス規制が行われました。
当時NOx規制と言われたものです。
東京都はディーゼル車は東京都を通らせないと息まき
その後ディーゼル車も排気は綺麗になりました。
クリーンディーゼルと呼ばれました。

西洋のポイ捨て、使い捨ての文化が入ってきてしまったのです。
いち早く対応したのが「公園からのごみ箱撤去」です。
ゴミはゴミに集まります。
ディズニーランドにゴミがないのは捨てる側から
クルーが掃除するからです。

こうした努力の結果、日本は最先端のSDGs国になったのです。

欧州はその頃、まだ煙突のある家々が多く、
趣はありますが、炭素モクモクでした。
今でもそうです。
そんな欧州が2030年に向けてSDGsを叫び始め、
日本はもう、十分に素晴らしい国なのに、官民が一体と
なって利権の絡んでいる儲け話に飛びつきました。

こうした正しい歴史認識を学び、日本人の素晴らしさに
気付いて、それを世界に広め、互いに仲良くしていくことが
本当のグローバルなのです。

そして何より日本人の素晴らしさは

「他人への思いやり」です。

2000年以上にわたり、日本人の心を文化、芸術、生活に
渡って形作っている精神。

自分のことを置いても他人の立場を尊重する言動、行いです。

この「思いやりの心」こそ、和の心。日本人の心です。

「和を持って良しとする」

日本人に備わっている、教育、文化の根幹です。
この言葉は聖徳太子の17条の憲法であり、
1400年前から続いている日本人の根っこの思想です。

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争いや勝敗や奴属でなく地位や名誉や身分でなく、
まさしく和の心とは

「平和」の和であり、
「和解」の和です。

さらにもっと言うなら

「和して同ぜず」の和でもあります。

「令和」の和です。

自分を持ちつつ他人の心や権力までも包み込む力です。

最強の処世術です。
武士、サムライの精神です。

外国人は反対に相手を打ち負かすことで自分を守り、
戦いに勝利し、
相手をねじ伏せて自分を主張します。

西洋の芸術は必ず対立があり、
日本の芸術には和があると言われます。


僕がディベート教育に不信感を持ち、討論や自由に意見を言い、
決して他を批判しないブレーンストーミングを進めてきたのは
日本人の精神を育てたかったからです。

ディベート教育は日本には要りません。
議論に勝ち負けは必要ないのです。

僕はミャンマーという外国にいて日本人の

「和を持って良しとする」

精神の大切さをあらためて感じています。

遺伝子に刷り込まれた日本人の良さをこそ、
外国人は学んで欲しい。
日本は街が綺麗で生産が効率的で
給料が第三国より高いのは何故なのかの原点を学んで欲しい。

単なる現象面でなく奥深い精神性を日本人は誇りとし、
外国人は日本人の心を学んで欲しい。

日本人の若者でそれが欠けている人もいるが、
逆に外国人で思いやりの精神を持っている人ももちろん
たくさんいます。

歴史的に敵だらけの大陸性の考え方と
海が守ってくれた島国の考え方の違いを超えて、
本当のグローバルとは何かを今一度考えてほしいです。

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