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あえて困らせる教育が必要

Y君とD君が休み時間によく「じゃんけんぽん、ビーム、フラッシュ」
「ビーム、フラッシュ!」と言ってじゃんけん遊びをやっています。
こういう遊びは昔からあったのですが、形を変えて残っていたので、
思わず微笑んでしまいました。

僕が子どもの頃は遊びといえば、相当ひどいこともやりました。
例えば「流星」という花火の先にカエルを紐で縛り付けて
花火に火をつけて「わ~、ロケットだ。5、4、3、2、1・・・」
なんてことや、
パチンコでスズメを狙い撃ちして人の家のガラスを割ってしまったり
友達と取っ組み合いの喧嘩をして頭にたんこぶをつくってくる・・・
なんてことはしょっちゅうでした。

いつからでしょうか。
あれは、危ないからダメだ、これも、ダメだ、
というようになったのは。
今はすぐに学校に苦情が来るようなことも随分としていました。

「学校で禁止するように決めてくれなければ困ります。」

なんでも人に頼るようになり、掃除でも引越しでも「代行」の
時代になりました。
なんでも「人のせい」になり「僕だけじゃない」とか
「みんなやっている」とか・・・とにかく「自立」している大人が
少なくなったことが社会全体を暗い方向にしているのだと思います。

学校の会議で「困らせる教育」というのが話題になりました。

・忘れ物をする。→親が届ける。電話をかける。
・傘がない。→親が届ける。置き傘をする。
・ボールの後片付けが良くない。→教師が片付ける。児童会がポスターを作る。

「右側にあるようなことが本当にその子のためになっているのだろうか?」
というのが話し合いのテーマでした。

学校も親も社会も全てが過保護でそして過干渉になっていないだろうか、
ということがポイントになりました。

「キャンプの持ち物点検」
「修学旅行の持ち物点検」は必要だろうか??


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