親っぽいこと

母親になって10ヶ月。寝る、食べる以外でこの子に親として何かしたいけど、何が正解かわからない。

スマホで「赤ちゃん 10ヶ月 過ごし方」「赤ちゃんの遊び」「10ヶ月 知育」などと検索している。

小学校入学後、進研ゼミ的な家庭学習教材が毎月届いていた。国語と算数それぞれ1冊づつ。
両親がそれをもって私に勉強しなさい、と言った記憶もないし、強制的に教材に向き合う時間を持たされた訳でもなかった。

毎月最初の2ページくらいは取り組むのだけど、その後は白紙。9割が真っ白な教材が毎月積み上げられていった。

ある時、溜まった教材をしみじみと見た。そして小学生だった私は泣いてしまった。私の為に両親が教材を与えてくれているのに、なんて情けないのだ…お母さんお父さんごめんなさい。
積み上げられている1番下の国語教材に涙を流しながら取り組んだ。

だが、結局全部を終わらせることは出来ず、私のやる気スイッチもその後なかなか入ることはなく、教材が積み上げられていった。

学校の成績も特に問題がなかった為、小学校3年生で教材はストップとなった。

今、親になって何となくわかるのだが、私の両親も小学校に入学した娘に何か「親っぽいこと」をしたかったのでは、と思う。
進捗は特に重視していなかったけど、学齢期に入った子の親っぽいことすることで、親としての実感を得ていたのではないか。

私も駆け出しの親として、月齢にあった知育玩具を購入して一緒に遊んだりしている。
だが、娘が今1番夢中になっているのは保湿クリームの容器を舐めること。あとはお菓子とカップラーメンがたくさん入ったボックスから1つずつ気に入ったものを取り出し、それを振って音を鳴らすことだ。

ちゃんとした親になりたい、そう思うけれど、今のところなかなかの空振り具合である。

清潔で安心できる場所とおいしいご飯。声をたくさんかけること。たくさん抱きしめること。

なんだか焦っていたけれど、わたしも親になって10ヶ月。
もっとシンプルに、娘がたくさん笑って、安心して眠れること。それをいちばんに日々過ごしていきたいとおもう。

#育児 #初めての育児 #子育て #赤ちゃん #女の子ママ #ベビー #コラム #アラサー #ワンオペ育児