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ベトナム再赴任への道~真の「おもてなし」を学んだ14泊15日のホテル隔離記録~

「今しかできない経験なのだ」そう自分に言い聞かせながらも、それまでのPCR検査や日々変わる国家間の渡航状況の変化に、そわそわしながら、ずっと、落ち着かない日々。そして、PCR検査後から検査結果が出るまでは、全く生きた心地がしなかった。

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なぜ、コロナ禍の海外渡航ホテル隔離記録を書きたいと思ったか。まずそもそも、実際のコロナ禍の海外渡航に関しては、既に多数の方々が記事を書かれているし、必要な提出書類やビザ関係、状況等は、刻一刻と変わるので、そういった情報は他にお任せする。

私が書きたいと思ったのは、観光業に務める一員として、この14泊15日ベトナムのホテル隔離中にホテル側の面白い工夫、ホスピタリティと観光業の在り方という観点からも学ぶことが多く、精神的にも勇気づけられ、危機管理と顧客サービスの両方のプロのホテルの皆さんにとても感謝しているから。ベトナム政府のコロナ対策、ホテルスタッフの方々の働きをみて、これこそが、真の、相手の心情を深く理解した心強い「おもてなし」、力を与えてくれる「言葉遣い」なんではないかと、ふと思ったのだ。

準備→出国→入国→ホテル隔離までの簡単な道のり
1.ビザ申請
2.PCR検査→陰性証明書の受取
3.Bluezone(ベトナム政府指定の感染対策アプリ)のダウンロード
4.医療電子申告(飛行機の座席が確定した後にオンライン上にて行う)
5.出国手続き(陰性証明書の提示無)
6.機内にて医療申告書の記入
7.入国審査(陰性証明書の提示有)
8.荷物受取り
9.隔離ホテルへ送迎バスで移動(全員入国審査通過待ち50分程)
10.隔離ホテルへチェックイン(14泊15日)
窓が開閉自由のホテルであれば、外の空気が吸えるが、高層ビルだと窓が開かない場合もあるので、念のため乾燥対策を。

1. 濡れたタオルをかける
ハンガーに濡れたかけ、エアコン吹き出し口の下に吊るす。椅子の背もたれにかけておくのも良い。
2. 枕元にコップで水を用意
簡易加湿器の役割を担う。喉が渇いて起きた時に直ぐに水分補給も。
3. マスクを着用して寝る
鼻から呼吸すれば口からのウイルスの侵入を防ぐことができる。
4. バスタブに熱いお湯を張る
寝る前にバスタブの栓をして、熱いお湯をいっぱいに張る。シャワーを利用した方が蒸気が出る。(火災警報器に注意)

当然ながら、「隔離」なので、外部との接触は一切禁止されている。ただ、食品や物のデリバリー受取が可能なホテルもあるらしい。(市中感染が発生した際や、状況が変わり次第、すぐに停止、禁止になる場合もある)

We would like to bring your attention the following regulations issued by the Vietnamese Government.
1. It is strictly prohibited to go out of your own guestroom during your entire stay except when taking the COVID tests. The hotel will not be liable for any undesirable outcome of your violations. Under any circumstances, failure to comply with this regulation can lead to serious legal consequences, including being removed from the hotel and handled by the Vietnamese government.
2. Smoking in non-smoking guestrooms is strictly not allowed. A penalty of USD 200 will be charged to your account upon smoking in this room.

以下、14泊15日の記録は、「毎日の自分の心情を書き残しておこう」と思いながら始めた。同時に、継続する力は、やはり環境に助けられる部分も多いのだと痛感した日々だった。そして何よりも、ベトナム政府及びホテルの皆さんにとても感謝している。

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DAY 1:ベトナムに着いた

ようやく着いた。フライトはあっという間だった。あれだけ不安で時間がかかるんじゃないかと思っていた入国審査も、とにかく飛行機の搭乗率が10%にも満たないんじゃないかと思うほどガラガラだったので、あっという間に終わった。むしろ、今来られているのは予め全ての書類(医療申告やPCR検査陰性証明書の受領、入国許可証など)がある方々なので、時間がかからないのだろう。空港職員の方々も非常に的確に、迅速に対応頂けた。

荷物受け取りのターンテーブルに着いたら、荷物を取り、搭乗者全員が入国するのを待つ。それぞれの隔離場所へのバスの準備ができたら、名前を呼ばれる。それまで1時間もかからなかった。空港から隔離ホテルまでは、40分程だっただろうか。ルームキーを頂き、とても大きな部屋にご案内頂けた。まぁ、窓はあっても開けられないから、外の空気は吸えず乾燥しがちだけれど、結局大気汚染が危険レベルなので、良いのかも・・・。

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到着と同時に、軽食が届く。全てサランラップに包まれて。

早速、高速WiFiを使って、ベトナム語の授業。復習することが多々ある。この14日間、どのように過ごすのが良いのか、考えているけれど、翻訳業務やレポート等やらないといけないことはあって、あとはnoteの更新と、連絡できてなかった方々へ、しっかり「御礼の連絡」をしていこう。

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「ピンポーン」と部屋のベルが鳴った。いつの間にかディナーの時間だった。食事は毎食、全身防護服に身を包んだホテルスタッフの方々がトレーに乗せて運んでくれるのを、自分で取る。「暑いだろうなぁー」と思いながら。こちらもマスク着用で。美味しそうな食事。

ホテル側の情報をしっかり読み込み、毎日2回の体温チェックシートに体温を記録していく。日本国内で出発数日前に検査したPCR陰性証明書を空港で提示したばかりだが、明日また到着後のPCR検査がホテルの一室で行われる。

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DAY 2:14日間、何をしよう

昨日は朝早かったのと、ベトナムと日本には2時間の時差があるので、頭の中の時間が少し狂いながらも、12時くらいに寝て、結局6時頃に起きた。

外はまだ真っ暗。6時に起きるのであれば、と、この14日間にできる14 Days Challenge Yogaを見つけたので、早速40分程実施。驚いたことに、すぐに汗が出て、とても快適になった。これ、1日、朝と夜に実施しよう。

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朝はペットボトルの水3本と、バスタオル類が部屋の前に置かれていた。

ホテルは電話をすると必要なアメニティグッズの補充を伝えるとすぐに持ってきてくれるので非常に助かる。

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朝食は洋食をチョイス。朝からとても豪華で美味しい食事。

出国準備や隔離生活について、この体験レポートが非常によくまとまっていると思ったので共有。7月頃、どのようにして渡航優先が決められていたのかといった点や、9月末頃のホテルの通路にはビニールシートが敷かれている点、そして入国許可に関しても、ホーチミン市の入国許可が下りても、他が厳しい点など、状況がよくわかる。

これから、英語の授業がいくつかあり、先日ベトナム語の先生と少し話題になった「異文化理解のフレームワークとしての不確実性の回避(Uncertainty Avoidance)」をテーマに、議論を進めていきたい。

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昼食は、チキンソテーとサラダと寿司とケーキという面白い組み合わせ。湯で白菜が美味しい。

その後、隔離中1回目のPCR検査が。各部屋まで、フロントから電話がかかってきて、指定の部屋へ移動するように言われる。同じフライトで同じ日に到着した人々が検査を受けに行く。フォームに必要事項を記入し、書き終わった人から検査。日本では、両方の鼻へ棒を突っ込まれたけど、ベトナムは片方の鼻と唾液だった。あまりにも一瞬で終わったので、逆に日本はめっちゃ突っ込まれたな・・・と振り返る。目の前は、ガラス越しに外の広大な景色が広がっていた。バイクの往来が激しい日常。近くて遠い世界・・・。

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食事の量は、毎回とても多いが、美味しい。開放的な部屋のお陰で心も落ち着く。でも、このPCR検査した後の、結果が出るまでの時間は、何せ、何でも敏感になってしまう。部屋の外で少しでも声がしたと思うと、「もしかしたら、私は陽性で、どのように話し掛けようか伺っているのかもしれない・・・」とか、電話で連絡が来たらどうしようとか。美味しいものを、美味しいとだけ精神を集中できない残念さ。(結局、この「声」の主は、通路を挟んで向こう側で工事していた人々だった・・・今、工事するとーーー??w)

DAY 3:PCR結果

12時頃に寝たのに、5時に目が覚める。日本感覚で起きてしまう。でもそういえば、今日の朝はベトナム料理を7時~8時に注文してしまっていたから、再度寝ると起きられないかもしれないと思い、そのまま起きておくことに。14 Day Challenge Yogaを。

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(ヨガベルトとヨガブロックは持参して、ヨガマットはホテルから借りた)

朝食は、洋食、ベトナム料理、ヘルシー料理の3種類の中から選べて、配膳の時間も6時~7時、7時~8時、8時~9時と選べる。なぜか、7時~8時にしているのに、いつも6時50分くらいにベルが鳴るw

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今日はベトナム料理のフォーを!食事の内容は大事だ。

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指定の時間までに、洗濯物はドアノブに、ゴミ袋は廊下に出しておくと、全て回収してくれる。ランドリーは、その日の夕方には届く。とても助かる。

英語とベトナム語の授業は無かったので、ひたすらnoteを書く。まだ、編集中の文章が、たっぷり残っている。そして、ヨガスクールの映像制作のために、ひたすらカメラに向かって話し続ける。隣の部屋の人に聞こえるかも・・・というか結構聞こえているだろうなと開き直っている。

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ランチはお膳に入って届く。この組み合わせ好き。毎食、お腹を空かせて美味しく食べる為に、部屋で運動しているような気がする・・・。

3日に1回は清掃が入るらしい。私は部屋の中にいたまま、清掃の方は全身防護服を着ながら、テキパキと仕事をこなす。ベトナム語の授業を受けている時じゃなくてよかった・・。

夕方頃、PCR結果が届いた。全員陰性で安心した。同時に、ここで陽性だった場合、どうなるのだろう。すぐに病院送りなのだろうか?もしくは状態に応じて、このままホテル隔離?コロナじゃなくても、ひたすら睡眠と水分補給ほど大事なものは無いんだろうな、と、この環境に感謝しながら、引き続き、書き続けよう。(→後で、ハノイの場合は熱帯病院、ホーチミンの場合は熱帯病病院またはクチ野戦病院へ即搬送だと知る)

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ディナーには、ワカメてんこ盛りのスープが。醤油はやはり美味しい。野菜とワカメの摂取は必要なので助かる。

DAY 4:ホテルからの14 Day Challenge 

朝食には、ヨーグルトが付いているベトナム料理を。スイカジュースも美味しい。

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今朝気づいたが、いつも部屋の前に置いて頂いているタオルや水のペットボトルと共に、14 Days Challengeの紙が配られていた。昨日はSUDOKUで、今日はエクササイズ。"Work your abs, slim your core"というテーマでbicycle crunches 40回×4セットを行い、動画を撮影してメールアドレスに送ると、何かギフトがあるらしい。こういう遊び心、助かる。(でも、見知らぬ人に、エクササイズの動画を送るというのは勇気がいるものだ・・・!ちなみに、勇気を出して送った人は、ミカンとバナナをもらったらしい・・・。送らんで良かった・・・。)

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ランチ。たまに、ご飯の量がとてつもなく多く感じるときもあり、最初は驚くけれど、怖いもので慣れるものだ・・・。

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そして、食べ過ぎを毎回痛感するので、罪悪感からヨガに追加して、部屋で走る・・・が、走る半径(?)が短かすぎて、GPSが渦巻く結果に。疲れる前に、目が回る。カントーのランナー仲間たちに共有したら、「マミ、21㎞ってどうやったら走れるようになるの?」と聞かれたが、私が今知りたいのは、どうやったら目が回らずに部屋ラン5㎞が可能になるのか、ということ。

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仕事をしたり、TVを観たり、語学を勉強したり、何もしていないようで、いつも時間が過ぎるのは早い。今晩のディナー。サラダが美味しかった。NYチーズケーキも、本場の味には叶わないけれど、あっさりしていて食べやすかった。

DAY 5:コロナよりも大気汚染

そして、昨日部屋を走ったので、予想できたけど、床が硬かったので起きたら筋肉痛だった。で、今日の14 Days Challenge はまさかの burpees 50 回だった・・・!カントーの、ジム仲間の言葉を思い出した・・・(ヨガの講師資格取得したと言った私に、「ヨガ Burpees があるから一緒にやろう」と)

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14 Day Challenge の内容を見るのが、少し毎朝の楽しみになってきた。やるかやらないかは別として・・・・。とりあえず、今朝ヨガはやって、午後からはオンラインでシンポジウム、会議に参加。

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洋食の朝食。なぜ、洋食は「豪華」に見えるのだろう。皿の枚数が多いから?朝9時からベトナム語の授業。

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昼は一見カレーのような、スープカレーのような、野菜煮込みのような・・・。このご飯と、寿司セットが面白い。

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ディナーの、このスズキのあんかけ煮は、もしかしたら今までで一番美味しいかも。はすの実のシロップがけも美味。

ベトナムの大気汚染指数は、コロナ抑制と共に再度高くなっている。大気汚染の指数は、今日がこの数日で一番高く、「外出を控える」ことを提唱するレベルだった。

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ここに来てから、一度も青い空を見たことがない。以前、知り合いが「青い空を見に、カントーへ行く」と言っていたが、その気持ちが何となくわかった気がする。

DAY 6:Origami

今日の14 Day Challenge は、なんと、Origamiだった。折り紙を3つ作って、ホテル指定のメールアドレスに送る。

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そして、もうひとつ。EXERCISE WITH US というタイトルの紙がドアの隙間から入っていた。「一人だと寂しかったら・・・今日の15時に、窓越しに下を見てみて。私達従業員も一緒にエクササイズをするから。」と。なんと!力強い。そして、優しい。早速予定に入れた。

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朝食はまたベトナム料理をチョイス。いつも7時~8時にお願いするのに、なぜか日に日に配膳がはやまり、今日は6時40分頃。ベルが目覚まし代わり。

朝食を食べ終え、早速14 Day Challenge に取り掛かることに。「環境のために、紙を無駄にしないでね」と書かれていたので、この14 Day Challengeの紙をそのまま何枚かの正方形に切り取って花を作る。

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いくつか作っていて、ふと、思った。

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このテーブルクロスも使えるではないか!!と。

テーブルクロスで蓮の花でも作ろう。そして、せっかく作るのであれば、しっかり折り曲げるために、アイロンを使おう。部屋にある設備を、最大限使うのだ。

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しっかり折り曲げてみた後、もともとのテーブルクロスが真っすぐでなかったことに気づく。

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蓮!残っていた、ブドウの粒をチャームポイントとして使えるではないか、と、なんだか自分の想像力と創造力がどんどん膨らんでいくのを実感する。こーゆう創作、好き。

「私の創造力を掻き立ててくれる14 Day Challengeをありがとう!」とベトナム語で書いたメッセージと共に、指定のメールアドレスへ写メを送る。

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なんだか、達成感と共に、ランチ。シュークリームとか、ケーキとか、たまに、このシロップとか粉砂糖とか、チョコレートは必要無いかも・・・と思いつつも、いつも感謝。

そして15時。窓越しにスタッフの方々がエクササイズをしているか、チラッと見てみた・・・ただ、小さすぎて、何をやっているか、まったく見えなかったww結局ひとりエクササイズ。でも、こんな小さな楽しみが、とても大きな力。そして、Origami だと思っていたエクササイズ、もう1枚14 Day Challenge の紙があって、Cardio for a healthy heart だった。今日のは、どっちだったんだろうw

夕方また部屋のベルが鳴る。

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MAROUの差し入れが!!ホテルは基本、外部からのデリバリーを禁止しているが、このようなクッキー等ものによっては可能なものもあるのだそう。

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そしてディナー。このハンバーグよ!!あまりお腹すいていなかったけれど、結局美味しいからほとんど食す。

今日思ったのは、「人の想像力や創造力を掻き立てる人」は素敵だなぁーということ。日本で、「外出を控えて下さい」って、ずっと得体も知れない圧力に、気分が滅入っていたから、「隔離」というものも、すっごいネガティブに考えていたけれど、こうやって、徹底して管理されながらも、私達の気持ちを理解して、少しでも前向きに、活力を生かせるようにしてくれる。これこそが、「おもてなし」なのでは?それも、ホテルだけではなく、ベトナムの病院で治療を受けていた欧米人も言っていた、「力をもらった。すごく感謝している」という言葉に含まれているのでは、とふと思った。

DAY 7:最優秀者に選ばれる

今朝起きたとき、なぜか首が痛かった・・・。この前は部屋内を30分程走っていて、予想していたが、筋肉痛。そして、今朝は首・・・。パソコンと向き合いすぎなのかもしれない。か、寝違えた?wか、ヨガやりすぎた?w

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Origami ではなく、またエクササイズ。これは、実際部屋でもやってみた。でも、動画を撮る勇気は無かった。

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そんな心境とはお構いなしに、毎日の食は、やってくる。

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洋食。こうやって、毎朝の食事を写真に撮影していると、なぜだか急に毎日がとても貴重に思えてきた。代わり映えのない日々。でも、朝、起きること、太陽が昇ること(ほぼ汚染で見えないけれど・・・)、美味しい食事を美味しく食べられること・・・。

ボケーっとしていると、突然、フロントから電話がかかってきた。何?PCR検査結果ミスでもあった?・・・ドキドキ。(すっかり小心者)

「14 Day Challengeへの挑戦、ありがとう。あなたのOrigamiが最優秀者に選ばれました!今日のランチかディナーにカクテルをプレゼントします。ランチかディナー、どちらにお持ちしましょうか?」

「おおおおーーーー!」

昼間のランチメニューを聞くと、韓国料理だったので、せっかくなので夜の西洋料理のときにカクテルを持ってきてもらうことに。驚かされたぜっ!テーブルクロスで蓮を作ってよかったぜ!

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これは、スンドゥブーーー!改めて、韓国料理、日本料理、ベトナム料理があれば、私は幸せに暮らせると思う。

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ディナー。そして、ふと、食事のことしか書いていない気がしてきた。まさかの隔離グルメレポートになっている。日本から持ってきた10冊ほどの本も、まだ1冊も手につけていない。しかし、ただひたすら毎日は巡っていく。明日からの14 Day Challengeも、また頑張ろう。

DAY 8:サプライズプレゼント

今朝の、ベトナム料理にはバインミーが!

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と思って選択したら、バインミーというよりパニーニ。パニーニにチリソースをつけて食べる風。でもすぐにランチが来るので、朝食はこのくらいの量で充分なのかも・・・。

note の編集中の記事が、150程あり、これを何としてでも、発信していかなければ。膨大な数の読書記録と街角のベトナム語記録。そして、note でたまにある、パソコンで編集していて保存し、その後スマホで写真だけアップしようとすると、なぜかパソコンで書いた文章がほとんど消える現象。その度に、放心状態になりながら、バックアップのバックアップを痛感しながら、いやしかし、そこまでやらないとあかんのか、と思いながら、いつの間にか時間が過ぎる。

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ランチ。なんだか、フルーツポンチがカラフルで、料理全体が鮮やか!このフルーツポンチは、この1回しか出なかった・・・またいつか食べにこよう。

「ピンポーン」と、また部屋のベルが鳴った。なんだろう。

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ホテルから「隔離1週間おめでとう」というメッセージとフルーツが。あぁ、気づけば1週間(7泊8日)経っていたのか・・・。フルーツは、カントーのよりは美味しくないが(笑)、このサプライズの心に、とても勇気づけられる。

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夜ご飯の酢豚も野菜も美味しかった。あと1週間で何ができるのだろう。ヨガと仕事も同時に進めるも、何かしらできないかな。(・・・と人はよく、期限が決まると何かをやりたくなるものだが、実際それほどできるわけではないw)

DAY 9:仕事が終わる

今朝は、今まで選択したことが無かったヘルシー朝食を。鮭入りのお粥で、おいしそうだったのでオーダー。

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これは本当にヘルシー!で、シンプルなんだけど美味しい!欲を言えば、醤油欲しいかも!

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ランチ。また、スペースがある限り盛ってくれるご飯の量・・・。

今日は、オンラインで行っていた仕事の一つを終える。何かしら、複数人で行うときに、自らのイメージや完成後のデザインなど、同じ伝え方しても人によっては違う回答や結果が返ってくるし、写真や映像など、何枚も送ってもらったり、修正を加えるし、時間がかかるけれど、それでもチームで行うことには何倍もの嬉しさが。こうした「小さな達成感」の積み重ね。

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夜ご飯も美味しいぜ。

DAY10:ひたすらベトナム語

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朝食にはまた、お気に入りの牛肉フォーを。

あまり書いていないけれど、1日数時間はベトナム語学習に費やす日々。語学ばかりは、とにかく毎日、少しでもやらないと、すぐ忘れる。忘れるというか、やらない日があると、どんどん日があいてしまう。

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ビジネスベトナム語は、まだまだ新しい単語が多い。

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ランチ。写真を見て、こんなん食べていたなと思い出す。杏仁豆腐も美味しかったなぁー。

いくつかnoteの『街角のベトナム語』を更新しながら。この頃は、ずっとベトナムの生産性や10年後の社会構造や中所得国について話していた気がする。

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ディナー。今日は、ほとんど机から離れていない。

DAY11:また部屋で走る

いつの間にか、ここでの生活も悪くはないのかも・・・とか思いながら。でも、私は、時間があれば、すぐに物思いにふけるから、結局ここでは何もできないのかも、と思いながら。朝、またYOGAを。室内はクーラーなどつけずに23度くらいで非常に快適だけれど、10分も動いていると、じわっと汗が。朝食のベルが、目覚まし代わり。いつも慣れない、けたたましい音。おかげで、2度寝しようにも、できない。

「使命感とは、どこから湧いてくるものなのだろう」そんな友人の言葉に、改めて自分も考えてみる。以下は、検索が教えてくれた言葉。

「任務と使命感が一致したとき」が、もしかしたら一番幸せかもな、とも思う。私も、物思いにふけるだけじゃなく、ちゃんといろいろ考えているのだ。

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朝食の大好きなセット。ベトナム料理とヨーグルト。そして美味しいスイカジュース。

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ランチはカレーとパン。サラダもドレッシングも美味しく、最初は多いと思った量も、最近、全部食べているような・・・怖い。

そして、前回、翌朝筋肉痛になりながら、懲りずにまた部屋内で走る。でも、頑張っても2㎞が精一杯。目が回る。ベトナムで昨年緊急事態宣言が出されて、マンションの屋上でフルマラソン走った人がいたけれど、どうも屋上とはまた違う難しさがある。

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DAY12:Today is going to be awesome 

今日の14 Day Challenge また、来た!図画工作!塗り絵!

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エクササイズの動画は、自分が映るのが嫌だけれど、こういった創作だと、すぐにメールで送れるから良い。またメッセージも素敵!

Today is going to be awesome! 

塗り絵用の色鉛筆は、フロントに電話してね、と書かれていたので、午後に借りることに。

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朝食のスクランブルエッグは、少し乱れているが(笑)、いつも通り美味しい。

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ランチは、なんと本格的な韓国料理!この入れ物よ。キムチも美味しい。

で、いざ、14 Day Challengeに取り掛かる!電話をして色鉛筆を持ってきてもらうが・・・

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短い!4本!色限られている!既に先が太い!ww・・・
ある意味、また創造力を鍛えられる選択肢の少なさ。あぁ、有難い。

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塗り始めて、この4色の組み合わせも悪くないのかも、と思い始める。

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で、結局持っていた色つきの付箋の紙も切り貼りし、カラフルな創作が。余は満足じゃ。

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いつも通り、ベトナム語の授業、ヨガ、noteまとめを終え、ディナー。本はまだ・・・以前読んだ本のまとめnoteを編集するのに精いっぱい。

DAY13:再度、始める力

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朝のフォー。何回食べるのだベトナム料理。隔離が終わったら、どこでも食べられるのだけれど、なんだかこの時は、とにかくベトナム料理が食べたかった。でも、まだ「帰ってきた」とは感じなかった。

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ランチ。少し食べるまでに時間がかかって、ワカメが膨張しすぎた。
そろそろ部屋の片づけを。最初に毎日続けようと意気込んでいたヨガは、毎日は続かず、全部で7日間くらい・・・。そんなもんだ。人間の継続への力は。何よりも、一度やめても、再度始める力が重要なのだ。

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韓国料理のスープに入る、このクコの実よ!薬膳料理を思い出す。そしてこのスープが美味しい。

DAY14:2回目のPCR検査

いつの間にか、今日は2回目のPCR検査日。少し気が緩んでいた(・・・と言っても、規則正しい生活をただ粛々と続けているだけ)ので、また小心者に戻る。これで陽性だったら・・・・。

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いつも通り美味しい朝食を頂く。

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午後、また電話がかかってきた。

「PCR検査のために、〇〇号室へ来てください」

と。このときだけ、部屋の外へ出ることが許される。マスク着用で。

なんだか、今回のPCRの人は、前回の人とは違い、より鼻の奥をかき乱された。そして唾液も採取。この瞬間はいつも不思議な感覚。子どもにとっては辛いだろうなと思いながらも、なぜか、終わった後は少し鼻がスッキリする。PCR検査は一瞬で終わるのだが、この限られた「外」の時間を、思いっきり満喫する。

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最後の夜ご飯。なんだか、感慨深い。「最後の」とか言っておきながら、もしかしたら最後にならないかもしれない不安と共に、あの頃、何も言えなかった。

DAY15:外だ

朝。チェックアウトの日。やっぱり空は、曇っている。いつも通り来た朝は、またパニーニのようなバインミーを。

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昨日のPCR検査が届くまでは、部屋から出られない。落ち着かない。1回目のPCR検査で陰性で、ずっとホテルの部屋隔離でも2週間後に陽性が出る人びとは、どれくらいいるのだろう。その人びとの体内では、病原菌はどのように活動しているのだろう。ここで陽性が出たら、また隔離の日々か・・・それよりも、言葉を失いそうだ・・・。

いろいろ考えた。この2週間も振り返った。それでも、時間は過ぎていくものだ。

電話がかかってきた。

「陰性証明書の準備ができたので、いつでもチェックアウト可能です」と。

・・・終わった!!勝った!!この、最初から陰性だと信じてくれているような言い方の電話は、神だ、と思った。言葉には、とても力がある。

久しぶりに、外の空気を吸った。チェックアウトの際、ホテルのスタッフの方に写真を撮ってもらう。さすが、ベトナム。写真の構図をよく見て、一番良い背景を選んで何枚か撮影してもらえた。

外だ。


結局、ベトナム語、英語、ヨガ、部屋ラン、note、仕事で終わった日々だった。何よりも、この繰り返す日々に、刺激と活力を与えてくれた皆さんにとても感謝。以前、健康診断を受けにベトナムの病院を訪れた時も思ったけれど、とても活力に満ち溢れていた。当然、毎日とても大変な仕事だと思う。いろんな患者や、いろんなゲストがいる。それでも、どんな環境でも、人に想像力や創造力を与えてくれる想像力がある人々はとても尊敬するし、自分もそうありたい。海外渡航をする人々に対する情報提供というよりも、観光業に務める者として、この真の「おもてなし」「国の活力」を感じて頂ければ、と思い書いた。

2020年8月以降、頻繁に更新され続けている在ベトナム日本国大使館の情報
ここに、ベトナム入国に際する全ての情報が記載、更新されている。ホテル隔離の事例では、検温方法、食事の配膳方法、清掃の有無、PCR検査場所など、異なる場合もあるので、要確認。











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