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メタ正義ってなんぞ?

久しぶりに本をしっかり読んでる。

今回は

ホワイトハンズ代表

橋爪真吾さんの

ツイッターで学ぶ「正義の教室」

2022年12月13日晶文社より発売された新刊

サインまで頂けて

もう嬉しくて嬉しくての

にんまりしながらの読書です

坂爪真吾さんの説明をするとなれば

主に新潟で活躍されており

「性の公共」をつくる理念のもと

風俗で働く女性のための

無料の生活・法律相談窓口「風テラス」理事長

かつ

障がい者の性に切り込んだ

物凄く前衛的なホワイトハンズという

団体の代表でもある

障がいがあろうがなかろうが

人としての性問題の解決に取り組まれている

とてもとてもお偉いお方。

今までも橋爪さんの

性に関する物凄く勉強になる本を拝見してきたが

今回の新刊は

なんとまぁツイッターに関する本。

ツイッター関連のは2作目

いや、これはツイッタ―の本なのか?

正義とは何ぞや

他者と対話していくとは

コミュニケーションとは何ぞや

という本なのかもしれない。

【ツイッターの特徴】
①正確さに欠けるが
②人々の感情に強く訴える情報が
③単純化されて
④ものすごい速さで広まっていく世界

ツイッターで学ぶ「正義の教室」より

坂爪さんの挙げたツイッターの特徴

実に端的で秀逸な特徴例だと思った。

今では誰もが触るSNS

ツイッターも

たくさんの人が触れているのではないか

と思われる。

自身のメッセージや気持ち、希望、絶望

言葉に乗せて世界に発信できる

お手軽なツールではあるものの

逆から見れば

個人情報の垂れ流しであったり

個人を特定できる批判や評価の部分まで

簡単に「炎上」なんてリスクも

あっという間に発生してしまう可能性だってある

あら怖い。

関わりたくない。

恐怖から逃げようとする。

距離をおこうとする。

ヒトとしては

至極真っ当な防衛機制なんだけれども

坂爪さんはおっしゃっている。

「危険を過度に恐れるあまり、

SNSで自分の意見を発信することに

及び腰になったり、

話題になっている事件や困っている人に

なるべく関わらないようにすることは、

必ずしも正解ではない」

ホントまさにその通り。

知っていながらも関わらない

それって正解じゃない。

ネット社会

グローバルな社会になった今

SNSとの付き合い方や

ヒトとの付き合い方を

改めて学ばなければ

自身が傷つくだけではなく

何気なく他者を傷つけてしまっている

なんてこともありえる。

今回の新刊は

そんなこれからの

ヒトとの関わり方を

学べる一冊だと思われます。

読書感想文であったとしても

あまり内容をツラツラと書き写すのも

個人的にはいけ好かない

是非とも購入して拝読して頂きたいが…

大事な大事なキーワード「メタ正義」

「メタ正義」

この新語を理解しておくことで

今後も関わり合いや自身の生き方なんてのに

大きく影響があるのではないかと思うので、

解説できればと思う。

正義って言っても

ヒトにはそれぞれ価値観もあって

正義感だって色々

正しい義

その人がもつ道理に適った正しいこと

倫理、合理性、法律、

自然法、宗教、公正などに基づく

道徳的な正しさに関する概念

なんて抽象的

曖昧な表現でしょう

メタ

「高次の」「超える」「超越した」

そりゃそうだよね。

今までは顔と顔を合わせての会話が

コミュニケーションだった

言葉ないしは行動

目に見える形が対話だったのが

インターネットの普及で

ヒトとヒトとの間に

空間やスクリーンが挟まれる

直接的にはいないんだけど

そこにいるような感覚で対話をしている

ここには

思いやりや配慮だって

当然発生しているだろうけど

そんなの伝わる訳ないし

体現できるわけでもない

相手に伝わっているかどうかも分からない

自分にとっての当たり前が

他者にとっては当たり前でないこともある。

皆安易に触っているけれど

そういうだいぶ難しいことを

さらっとやってのけているという事実

今現在、障がい支援を行っていて

その中でも就労移行という

訓練事業を行っている中で

よくよくぶち当たる壁

当たり前にしていることを

改めて振り返る

他人とお話する場面

仕事を頼まれて受ける場面

食事中の他者との距離感

受けた仕事が出来なかった時の対応の仕方…

一つ一つが大事で

さらっとしてしまっているけれど

これ他者に伝える時どう伝えれたら

同じように動けるのだろう

「自分と異なる正しさを掲げる他者との対話」

どうしたら伝わるのだろう

そんな複雑な世の中を生きていくため

必ずや読んで頂きたい本でした。

是非とも手に取ってご購入あれ。

サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!