幾度となく見ては

様々な思いを巡らす

夢と現実の狭間を確認

目に入ってくるもの

全てを打ち消したく

また覚めない夢

見たくてしょうがなく

水面に映し出される

現実に小石を投じる

寝ても寝ても寝足りない

齷齪動いても消せない

野心や野望を秘めていた頃

懐かしく思い出し

頭の中で消しゴムを走らせ

是式のこと何でもないって

思いたくって思わせたくって

美しい風景を眺めて

よく考えては眼を瞑る

瞼に焼き付いた風景を

反芻するかのように

閉じたまま考える

眼を開いて見える世界

現実でありますように

そう願うばかり

夢でない世界を

潰れた豆で力が入らない

両手で引き寄せようと

引き寄せようと

もう一度、力を入れてみる

潰れた豆が弾け飛んだ

現実はそんなもの

そう簡単ではない世界