ぽかんと開いた

口のような

天気に合う

少し多めの雲

大きな口で

面倒見が良さそう

食べたものは

後ろへと流れて

また食べようとする

一度つかむと

離してくれなさそう

剛情なぐらいが

ちょうどいい

強く訴えて

吐き出して

しっかりと

受け止めたくなる

締めることなく

叶えられることなく

晴れ渡ることもなく

止まることもなく

つかんだ手は

いつまでも離さない

最後まで

見守り続けるって

あの日初めて声を聴き

巡りあって自ら決めてから

いつもいつ何時も

応援し続けてくれている

声に応えられるようになりたい

上がったり

下がったり急降下したり

雨が降りやがて止み晴れて

太陽の光が

窓に反射して眩しさを

素直に感じられる日が

来たり来なかったり

病む時も病んでない時も

変わりなく手を振って

笑顔を見せてくれて

今もなおつかんでいる

くもを離さない

変わらないと信じて

欲しい