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「香りと匂いって」

手荒れがひどくって、今もハンドクリームは欠かせない。

冬場は当然なのだが、春も夏もハンドクリームを愛用している。

食器洗い用の洗剤が強い成分なのか、自分の肌が弱いのかは、

定かではないのだが、普段使いは微香性を使っているが、

外出する時は無香タイプを使用している。


小学4年生の頃の話になるが、運動会の時におにぎりを食べた。

ごく普通の話のようだが、内容的には後々まで尾を引くことに。

それは、母親が不在で仕方なく友達とお昼ご飯を食べることになり、

友達の母親がおにぎりを差し出してくれた。

ありがとうって感謝の気持ちを伝えて、お腹が空いていたので、

大きな口で一口目を食べた。次の瞬間、少し吐き気がした。

(食事中の方々、申し訳ございません)

というのは、おにぎりが化粧水臭く、おにぎりの味というより、

化粧水の味がした白いごはんを握ったものだった。


それ以来、他人が握ったおにぎりが食べられなくなってしまった。


手荒れとは全く関係ない話になってしまったが、食べるものには、

素材・タレ・出汁・調味料・香辛料といったものの香りが想像されて、

ある程度脳内で感じながら味わうことが出来る。


食べるもの以外の香りって、好きか嫌いか、自分に合うか合わないか、

受け入れられるか受け入れられないか、

最終的に一択になるような気がする。


小4の時の経験で、食べ物の匂いをしばしば犬のように嗅ぐ癖が、

付いてしまったのは恥ずかしい話だが、紛れも無い事実。

ただ、格好悪いからそんな姿を人前では見せることは無くなったが、

何処かしらに犬のような本能が、眠っている気がしてならない。



ただ今思えば、とても懐かしい運動会の思い出の一つ。


友達の母親を恨むことは決してなかった、純真な子供心のまま

今の自分がここにいる


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