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Water city

夢の中で、僕はどこか異国の水の街にいた。船に乗ってぼんやりと窓から外を眺めていた。船はどこへ向かっているか見当もつかないが、時間と空間はどこかへと繋がっているのは間違いないと思った。船は止まり僕は降りて街の見える方向へ歩き出した。大きな広場に出ると、一人の背の高い外国人の女が僕に挨拶をしてきた。その女はカラスのような漆黒の目をしていた。僕らは一度どこかで会っている。直感的にそう感じた。しかし僕は考えを巡らせるが、なかなか思い出すことができなかった。夢はそこで途切れ、目覚めた時には外の雨は止んでいた。

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