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恋愛 英語クラスの物語#999: 「親近効果」

今回は「親近効果」を英語で言ったらどうなるかについて取り上げたいと思います。 こちら「初頭効果」と似たような効果ですがタイミングが少々逆です。

今回の一発表現:

(The) Recency Effect.

で如何ですか? 他の日本語では「最新の効果」とも言っているようです。

(The) Recency Effect: 最後に提示された情報が、印象や判断に強く影響する現象です。アメリカの心理学者ノーマン・H・アンダーソンによって提唱された概念です。アンダーソンは、模擬裁判形式の実験で、弁護側・検事側それぞれの証言を順序のパターンを変えて行い、陪審員(被験者)の判断に違いがあるかを調べました。その結果、最後に証言した弁護側・検事側の勝率が高くなったことがわかりました。これは、最後に提示された情報の方が、鮮明に記憶され、印象に残りやすいためと考えられています。

参考、初頭効果: ↓

結果的に、「初頭効果」も「親近効果」も効果は同じようなものなのですが、後か先かの違いがあります。 結果、初めか、最後の方が印象に残りやすい結果が得られるということですね~。

今回の使い方: 給湯室の先輩女子社員と最近見つけた彼氏を分析する後輩女子社員

先輩女子社員: こないだ最近見つけたまたまた別の彼氏とデートしたんですって? どうだった?

後輩女子社員: Yes, Senpai. He was a memorable person.  I figure it out now.   I suppose that he knows about cognitive bias, and I may have fallen into the recency effect this time.
                          (はい、先輩。 彼は記憶に残る人物でした。 どうしてか分かりました。 思うに、彼は認知バイアスについて知っていて、私は「親近効果」の罠に落ちたかもしれません)

後輩女子社員もよく相手を見ているのでした。 ここまで、細かく分析されると次のデートでどんなアクションを取るのか興味深いです。

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