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恋愛 英語クラスの物語#1115: 「フェルミ推定」  <ー 昔、Google社はこれで入社試験をしていましたね。

今回は「フェルミ推定」を英語で言ったらどうなるのか見ていきましょう。

今回の一発表現:

Fermi estimation.

で如何ですか? 今回もこれ以上書きようがありません。

「フェルミ推定」: 実際に調査することが難しいような捉えどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することです。

例えば、「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」「地球上に蟻は何匹いるか?」など、一見見当もつかないような量に関して推定すること、またはこの種の問題を指します。

フェルミ推定は、以下のような4つのステップで行うことができます。

1. 問題を理解する

まず、問題を正しく理解する必要があります。問題文に書かれている情報を整理し、何を求められているのかを明確にしましょう。

2. 必要な情報を把握する

問題を解くためには、どのような情報が必要なのかを考えます。例えば、東京都内にあるマンホールの総数を推定するためには、東京都の面積やマンホールの平均間隔などの情報が必要になります。

3. 推論する

必要な情報をもとに、論理的に推論します。例えば、東京都の面積を100平方キロメートルとし、マンホールの平均間隔を100メートルと仮定すると、東京都内にマンホールが1000個あると推定することができます。

4. 答えを出す

推論した結果を答えとして出します。このとき、答えの幅を示すことも重要です。例えば、東京都内にあるマンホールの総数は、1000個から2000個の間であると推定することができます。

フェルミ推定は、以下の3つの点で重要です。

* 論理的思考力を鍛える

フェルミ推定は、問題を正しく理解し、必要な情報を把握し、論理的に推論する力が求められます。そのため、フェルミ推定を行うことで、論理的思考力を鍛えることができます。

* 問題解決力を鍛える

フェルミ推定は、与えられた情報から答えを導き出す力が必要になります。そのため、フェルミ推定を行うことで、問題解決力を鍛えることができます。

* 幅広い知識を身につける

フェルミ推定を行うためには、ある程度の知識が必要です。そのため、フェルミ推定を行うことで、幅広い知識を身につけることができます。

フェルミ推定は、ビジネスや日常生活のさまざまな場面で役立つスキルです。ぜひ、フェルミ推定をマスターして、論理的思考力や問題解決力を鍛えましょう。

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今回の使い方: 給湯室の先輩女子社員と後輩女子社員

先輩女子社員: どうしたの、いつになく深刻な顔をして?

後輩女子社員: Yes, Senpai. I was making a Fermi estimate of what would happen if I married him. After all, even if he is handsome, I might not be able to afford to live if he doesn't work properly.
                            (はい、先輩。 仮に私が彼と結婚したとした場合どうなるかをフェルミ推定していたんです。 やはり、ハンサムでも少なくとも相手がちゃんと働いていないと生活ができないかもしれません)

こんなことに「フェルミ推定」を使う方は初めてです。

ちなみにご存じの方も多いと思いますがGoogleの昔の入社問題はこんなのだったらしいです。

「フェルミ推定」問題

シカゴにピアノの調律師は何人いるのか?

回答プロセス:
まず、条件をそれぞれ仮定していくと

1、シカゴの人口は300万人とする 人口

2、シカゴでは、1世帯あたりの人数が平均3人程度とする 世帯当たりの人数

3、10世帯に1台の割合でピアノを保有している世帯があるとする ピアノ保有台数

4、ピアノ1台の調律は平均して1年に1回行うとする ピアノ調律頻度

5、調律師が1日に調律するピアノの台数は3つとする 調律師1日当たりの調律台数

6、週休二日とし、調律師は年間に約250日働くとする 調律師の労働日数

そして、これらの仮定を元に次のように推論する。

1、シカゴの世帯数は、(300万/3)=100万世帯程度

2、シカゴでのピアノの総数は、(100万/10)=10万台程度

3、ピアノの調律は、年間に10万件程度行われる

それに対し、(1人の)ピアノの調律師は1年間に250×3=750台程度を調律する

よって調律師の人数は10万/750=130人程度と推定できるそうです。

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