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結婚記念日に、妻は夫と1歳の子を置いて

福岡から飛行機にのって、ひとりでnote酒場へ行く。ことにした。

せっかく遠くから行くなら昼も夜も参加してたくさんの方とお話したいなあ、と当日スタッフにも応募したので、17時〜19時はキッチンにいる予定だ(12/2追記:13時〜15時のチケット受付にもいます!)。もちろん撤収もお手伝いさせていただく所存。つまりは泊まりがけだ。

“なんて非情な妻/母であろうか、ありえない”と、お思いの方もいれば、“はあ?そのくらい別に普通でしょ、自分の人生なんだし”とお思いの方もいるだろう。どっちもわかる。

そう、結局のところ正解なんてない。

何に重きをおくか、何を優先するかなんてひとそれぞれだし、ひとと比べるものでもない。

だからこのnoteも、誰かに向けて「だからあなたも子育てを休んで酒場へおいでよ」とか、「遠方だからと言わず飛んでおいでよ」と鼓舞したいわけでは、一切ない(あ、でも育児中&東京住みの方なら、ランチタイムにキッズスペースあるらしいから子連れで来たら普通に楽しい気がする)。

とりあえず我が家は、こんな感じで話がまとまった、というだけだ。

基本的にはみんなそれぞれ、各地で好きな一日を過ごせばいい。そう思って生きている。

今回「行きたくても行けないよ…」ってひとも、あなたはきっと今、もっと他に守りたいものや、身近な幸せがあって、それを守る選択をしているのだから、それでいい、とても立派だと思う。たとえばわたしも、まだ子が0歳だったら、行かないという選択をしていただろうなと思うし。

もうほんと、ひとそれぞれよ、世の中は(5・7・5)。

* * *

さてnote酒場の存在を知って、詳細を読んで「うわあめっちゃおもしろそう」と思った先日。

あーめっちゃおもしろそう。普段わたしが読んでいるnoteを書いている方にも、わたしのnoteを読んでくださっている方にも出会えるかもしれないし、めっちゃ行きたい。行きたいよう。

ああでも、東京かあ。遠いなあ。高いなあ。まあ、1歳児もいるし無理だよなあ。え、しかもその日って結婚記念日じゃん。うわー、なんか、気持ち的にハードルもあがるなあ。いいなあ、みんな楽しそうでいいなあ。あーあ。

都内に住んでいれば、子連れで家族でランチタイムにさくっと遊びにいけたのに。12月はすでに子連れフライトの予定が別であるから、体調的にも長距離移動をここにいれるのは避けたいしなあ。難しいなあ。

そんなわけですっかり「行きたくてもどうせ行けないしモード」にスイッチオンになりかけた私の心を、「ほんとに無理なのか?行きたいなら行っちゃったらモード」へと切り替えてくれたのは、日常系note同好会仲間のハネサエさんから届いた一通のDMである。

そこにあったのは「ぽこねんさんnote酒場行きませんか?」ということばと、「私も勢いでチケット買ったので具体的に行けるかどうか……なのですが」ということば。

ちなみにご存じない方のために補足すると、ハネサエさんは、地方在住の3児の母である(しかも6歳、4歳、1歳。夕方の状況を想像するだけで気が遠くなる)。……にして、このフットワークの軽さよ!

いや、地方在住の3児の母にこう言われたら、わたし、行きたくないならまだしも、めっちゃ行きたいと思っているのに行かない理由ないんじゃないか……? そんな気がしてきたのだ。

* * *

おそるおそる夫に相談してみた。

夫「あー。いいんじゃない? 行ってきなよ」

そう。わかっていたのだ。夫はわたしがどれほどnote愛にあふれているのか理解してくれている(いつも適度な距離感で見守ってくれている)ので、わたしが行きたいといけば二つ返事で応援してくれると。

私「でもさ、その日って……結婚記念日じゃん?」

甘い会話なんてない我が家だが、結婚式の誓い10か条のなかに「結婚記念日には美味しいものを食べに行きます」という誓いを入れたのを、わたしは忘れたわけではない(誓いのことばを、自分たちで決められるスタイルだった)。

夫「まあ、別の日にすればいいんじゃない?」

私「いいの? 娘ちゃんのお世話も? 結婚記念日に妻が夫と1歳児おいて飛行機のってイベント行ってきてだいじょうぶ? でも、行かないと後悔しそうな気がする……!」

夫「だいじょうぶ、だいじょうぶ(笑)。いや、行ったほうがいいよ」

知ってた。一番大きな壁は、夫の中でもこどもの中でもなく、結局自分の心のなかにあるものだ。

ママ、ママとべったり甘えてきてくれるかわいい盛りの娘をおいて、自分の行きたいイベントへ行く。そんなことしていいのか。許されるのか。でも、そこで罪悪感を感じなくていい夫婦関係を、この1年10ヵ月でケンカを繰り返しながら築いてきたはずじゃないか。

「お互いを頼ることに遠慮しません」。これもまた、結婚式の誓いの中に入れたことばのひとつでもある。ありがたく、頼らせていただこう。

まあそれでもまだ状況がはっきりとはわからない娘には、ちょっと寂しい思いをさせてしまうのは事実。帰ったらいっぱいハグしようと思う。いっぱいハグして好き好き言いまくってちょっとうざがられて、それでもいつもより長めに抱っこしてゆらゆらしちゃう。

そういえば子が生まれてから、夫は何度も泊まりがけの出張をしてきたけれど、わたしは妊娠以降、泊まりがけの旅をひとりでするのは初めてだ。

独身時代はひとり旅が大好きだったので、ひさびさのフリーダムに今からわくわくとそわそわがとまらない。たぶんにやけてる。

(おわり)

▼note酒場って何?って方はこちら。来られる方は、ぜひお気軽に声かけてください〜。13〜15時はチケット受付、17時〜19時はキッチンにおりますー


自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。