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【長編詩】いつかの空

君と並んで見た
いつかの夕陽

あの日 僕は正直者で
君はウソツキだった

「こんな日が続けばいい」
そう思っていた


君と並んで見た
いつかの夜空

あの日 僕は臆病者で
君は勇気があった

「はじめて告白した」
それを覚えていた


「いつかの空」を思い出す
それは なつかしい記憶

「いつかの空」は巡り来る
運命の輪のように


君と僕が また会えたなら
「いつかの空」の話をしよう

君と僕が 語り合えたなら
「なつかしい空」の話をしよう

やがて来る 再会の日に
胸を躍らせて

過去に生きるのも
たまには 悪くない

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