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同族経営の中小企業にいた時の感想。

以前在籍していた会社の1つが、同族経営だった。
中小零細企業なので、正直法令遵守とか内部統制は微妙だった。


社長、会長(社長の父親)、会長夫人(社長の母親)、常務(社長の姉)…と言う会社だった。全員役員で、家族以外の社員は役員ではない。

同族経営と言うだけで気を遣う事が多くなる。
創業者一族がいる前で、会社の愚痴など言えない。生殺与奪の権を握られている立場?としてはどうしたって気を遣う。
親族がしてくる愚痴と言う名の無駄話を「大変ですね~」と聞かない訳には行かない。親族以外ならば「仕事があるので」と適当に切り上げるが。

中小零細の会社で人の入れ替わりが激しい分、色々な社員を見てきている。
会長夫人の、私が苦手としていた先輩についての「あの人は周りのスタッフが困っていても何とも感じない」と言う評価は的確だと感じた。


会長は、店舗がある街の発展・活性化を考え、色々な事業に手を出そうとしているが、社員がついて行っていない様だった。
大まかな青写真を描くのだが、運営ややり方は社員に任せている(と言う名の丸投げ?)ので実際下で働く社員は大変だっただろう。
その為に社員募集してチームが集まったのだが、微妙に空中分解してしまい、初期メンバーのほとんどは退職してしまった。
「実際の運営はお前達の仕事だろう」と言われても、暗中模索の中でやって行くのはきついだろうな。

採用時(役員面接で決定)に「何でこんなヤバい人を採用した?」と思う人間がちょくちょく居る。新事業が立ち上がるまで、私の部署にいた社員は酷かった。仕事の事で指摘すると、逆ギレし怒鳴り散らすからあからさまに雰囲気が悪くなり、周りの人間は困るばかりだった。やる気とかそう言う性善説みたいなのだけで、採用しないで欲しい。


社長と会長で経営方針が微妙に違う。それで親子喧嘩みたいな感じになる。社員はそんなの知らんがな、と言う感じだ。社内恋愛位面倒くさいから、役員内でピリピリするの止めて欲しい。

社員旅行について、「会社で旅行に連れて行って貰えるんだから、良いでしょう?」と会長夫人が言っていたが、私は社員旅行は苦痛なので共感出来なかった。

社風はアットホームな感じなので、合う合わないが激しいと思う。私には微妙だった。


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