見出し画像

私はやっぱり帰属意識が低いんだ。

最近気づいてしまった。現在勤めている会社の事を指す時に、「ウチの会社」では無く「今の会社」と言っている事に。私は3回転職しているので、それもあるが、「ウチの会社」と言う言い方に抵抗がある。

「ウチの会社」と言う方が、帰属意識が高くて会社好き、みたいな感じがする。

別にどっちでもいいじゃないか。…他人から見たら些細な違いでしかない。私自身が会社に対して帰属意識が低い(と言うか全く無い)から、言い方さえ気になってしまうのだろう。

会社に帰属意識を持ちすぎてしまうと何か危険、と本能的に感じているのだろう。思い入れが強すぎると、もし雇用を切られた時に「裏切られた」感や「ここまで尽くしてきたのに」という未練が出てきてしまうだろうから。

新卒の時に研修をしてくれた人事担当の人が、いかに自社が素晴らしいかを目を輝かせて語っていたが、特に私には響かなかった。人事担当者も、私のあまりにも冷めた反応にトーンダウンしていた。逆に、なんでそこまで帰属意識があるのだろうか?会社は、私にとって給料をもらうために働く場所なだけであって、一生を捧げる様な位置ではない。高度経済成長期でもないし、終身雇用も崩れてるし。会社や仕事が一生を捧げる様な価値があるとは思えなかった。


昔から「冷めてるよね。」と公文式の先生にも言われるくらい冷めていた子供だった。帰属意識の低さは、会社以外のところでも顕著だ。家族以外には、強い帰属意識とか持った事無いんじゃないかな。学校も、部活も、バイトも会社も町内会も。そもそも集団ていうのが苦手な事も大いに関係している。なので、思う以上に深入りはしない方がいい、とか傷つきたくないとか振り回されたくないとか思ってしまう。今まで経験した場所が、私にとって魅力的で無かった事もある。

無理に帰属意識を高める必要は無いと思う。みんな、私よりも上手く腹の内を隠してやっている。私はそんなに器用には出来ない。もしかしたら寂しい奴と思われるかも知れない。もしこれから先、お気に入りの場所が出来たら、少しは帰属意識が増すかも知れない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?