見出し画像

とにかくQOLを向上したい人の市場のすゝめ

市場が好きです。
港町で生まれ育ったからかもしれない。
地元釧路ではワッショイ市場っていうゴキゲンな市場があって、子どもの頃はただ汚くて臭い場所だと思ってたけどいざ離れるとあのうまいもんが集結している感じがとても恋しい。


ワッショイ市場にいけるのも年一度の帰省のときくらいなわけで、それではわたしの市場欲はどうにも満たされないわけで、なければ近くで探せば良いじゃないと至極真っ当なことしか言わない心のマリーアントワネットが囁いたわけで、見つけました。


川崎市中央卸売市場北部市場

あったわ。ヤンキーの街 カワサキに。
チャリ圏内で意外と近い。(当方川崎市にごく近い横浜市在住)


川崎で有名になりたきゃ人殺すかラッパーになるしかねぇってのが通説なくらい治安が悪いのであんまり川崎には近寄らないようにしていたけど市場があるなら話は別。背に腹は変えられん。

川崎市中央卸売市場北部市場って名前もマジでいかちぃけど(ワッショイ市場とは大違いだな)、ここいけば大抵のうまい食いもんが手に入る。魚でも肉でも野菜でもなんでもだ。またモノがいいのに安い。そこ市場の醍醐味。

ただ業者・飲食店などプロの人らが出入りして鋭い眼光で目利き・価格交渉しているからわたしみたいな一般人は完全アウェー。
いいモンはあっという間に売り切れ。遅くても朝7時までにいかないと欲しいモンが買えないなんてことはザラにある。眠い目擦りながら強い心でgoするしかない。

ワッショイ市場の来るモノ拒まず感とは違い、ここは他者を寄せ付けない雰囲気。わかる?怖いよね。

ここをgoするのは中々勇気がいる。

明らか素人の童顔でとぼけた顔しているわたしは完全に舐められほとんど相手にされないが、お構いなしに最大限の睨みをきかして買い出しをするのである。
にも関わらず大抵店の人には『お嬢ちゃん』と呼びかけられマジファッキンピーポーこちとら三十路やぞ?舐めとんのか?と相手の胸ぐら掴みそうになりなるのをグッと堪えて買い物続行。



貝loverなので貝屋さん(?)を物色。
今日はハマグリ、君に決めた。まじデカイな。

ほんとは大粒のアサリが欲しかったけど、どっこにも売ってなくて聞いてみたら今は海水温度が高くて全滅らしい。出回ってきたとしてもモノが悪くて売れないとのこと。市場のアサリは規格外のデカさでめちゃくちゃうまいんだけど残念だ。デカいアサリでアクアパッツァしたかったな〜。



今日の戦利品こちら。
これで5000円もしなかった。やっす。

切りたらこたっぷり入って500円だし、紅鮭のカマなんて一袋200円だった。




市場の3階には食堂街がある。寿司屋・定食屋・蕎麦屋・天ぷら屋いろいろあるけど雰囲気怖すぎ。え、入って良いのですか?って感じ。釧路のシャッター街思い出す。

てかまだ7:30でほとんど開店してないわ。


わたしの行きつけはここ。

シェット

海鮮もやってる洋食屋だ。
ここの食堂街で一番朝早くやっている(唯一の7時〜)。ここのマスター80近いじいさんがやっているんだけどこのじいさんがなんとも雰囲気ユルくて適当な感じが非常に落ち着く。
もともと洋食屋さんで働いていたらしく、フライものが本当に美味しい。ハンバーグも本気でうまいしお刺身もその日のオススメ教えてくれてめちゃめちゃうまい。
耳遠いから全然注文取りに来てくれないときあるし、ちゃんと米炊けてないときあるし大分怪しいけど、健康で長生きして欲しい人の一人だ。



まずはビール。朝から飲むビール最高。
みんなこれから仕事ですか〜?


メニューにはないけどマグロ中落ち。
ない日もあるけど今日はあった。スーパーラッキーデー。
超肉厚。肉食ってんのか?って錯覚するわ。


ダラダラ飲んでたらブリ刺しおまけしてくれた。脂のってる。

更にダラダラ飲んでたらカキフライもおまけしてくれた。大粒でうまかった。

衣が立っているってこういうこと。



おまけでだいぶ腹キツだったけどどうしてもアジフライが食べたかった。
さすがに2尾は多いので1尾はお持ち帰りしました。
サクサクでフワフワなんだ。

マスターのアジフライ、いつまでも食べていたいよ。ほんと長生きして〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?