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まず心に置いといて欲しいこと

今までの自分の経験というのは、何にも変えられない宝物です。

面白い道を進んできたものだなと感じます。何も後悔がない。

ただ、ですね

過去に戻りたいかと言われれば、それは断固拒否したいと思います(笑)

スナップエンドウを剥きながら寝落ちして膝から崩れ落ちたり、帰宅の自転車で居眠り運転してたりで(事故起きなくて本当によかった...)

体力的にギリギリなことに加え

プレッシャーに潰されていく日々もたくさんあった訳で

今でもそんな日々を思い返すとゾッとします...。

で、このnoteでは今頑張ってる若手の皆さんに、役立つ情報を綴っていきたいと思うんですが

その前に、まず

「辞める選択肢もアリ」ってことを頭に入れておいてもらいたいんです。


もちろん体力が続くなら、精神力が続くなら、その状況に自分が満足しているなら

多少の無理が必要な場面があっても、そこに向かってくべきだとは思います。

みんなより抜きん出るためには、みんな以上の努力が有効ですからね。


さて

ではなぜ「辞めてもいい」というのか?

それは頑張りすぎて、潰れてしまっては元も子も無いからです。

自分が一緒に働いた新人くんは皆、いい子たちばかりでした。

しょーもない奴はほとんどいなかった。

ただその中で何人かは、ストレスから体を壊してしまうこともあったんです。

ある人は味覚障害を起こしました。飲食業では致命的です。

自己肯定感の低い人は、悪いのは環境ではなく自分だと責めてしまう。

なので、どうか壊れてしまう前に逃げちゃってください。

「自分がいないと店が回らない」とか

「こんな形で辞めるのは情けない」とか

そんなこと考えなくていいです。ダイジョブダイジョブ。

経験上、どんな人が抜けた後でも店はなんとか回ります。

上の人間は自分を労働力としか考えてないですか?

自分の主導権を他にあげちゃうのはやめましょう。


高級店や名の知れたレストランで働いてる人は

せっかく入ることができた、そのネームバリューを気にするかもしれませんが

繰り返し言います。自分が壊れてしまっては元も子も無いんです。

2020年ミシュランガイド東京にて、星がついてるレストランは226店あります。

226店もあるんですね。

レベルの高い店を望むなら、また探せば全然あるよってことです。


日本で飲食店は45万店以上あります(総務省参照)

その一つのレストランの小さな小さなコミュニティ

その小さな小さなコミュニティの当たり前が、正義が、果たして完全なものでしょうか?

あなたの考えに合ってるものでしょうか?

人はコミュニティに属すると、孤立を避けるため、同調しようとします。

集団思考の罠ってやつです。

外に出てみれば、そのコミュニティの当たり前は、当たり前じゃないかもしれませんよ?

なんだか重い話をしてしまいましたね。

一応フォローを入れたいんですけど、自分は飲食業が好きですよ。

この世界に入って良かったと思っています。技術を持ってるのはいいことです。

学生の時から、スーツ着て、デスクワークしてる自分は想像できませんでした。

ただ、残念ながら、数字だけ見るとこの業界はブラックなところがあります。

だからこそ、この業界はもっと伸びしろがあるはず。

アフターコロナで、これからまた世界は変わっていくでしょう。

はたして、飲食はどのような変化を遂げるのでしょうか?

そう考えると、自分はワクワクしますね。

「失敗しても大丈夫」

少し気楽に構えて、飲食人を楽しみましょう。

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